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Motorolaの「Moto Z」をW-ZERO3風にするキーボードMod

Physical Keyboard Mod For Moto Z

 クラウドファウンディングサイトのIndiegogoで、Motorolaの「Moto Z」に対応した物理キーボードMod「Physical Keyboard Mod For Moto Z」が出資を募っている。目標額は10万ドルで、量産は2017年6月を予定している。早期出資価格は60ドル(送料別)で、標準価格は120ドルとなる予定。

 Moto Zは背面に独自端子を備え、「Mods」と呼ばれるアタッチメントを装着することで機能を拡張できるスマートフォン。これまで公式アクセサリとして、バッテリ拡張やスピーカー、ハッセルブラッドのカメラモジュールなどが提供されてきた。

 今回のサードパーティによるキーボードModsは、物理キーボード機能を加えるためのもの。5列の配列となっており、ショートカットも利用できるとみられる。スライダー機構を備えており、非使用時は完全に本体背面に隠すことができる。また、チルト機構も備えており、45度の角度までスマートフォン本体を起こして見やすくできる。

 キートップはカーブされており、十分なストロークを確保し、LEDバックライトも内蔵する。キーの耐久性は20万回以上打鍵を確保する。一方スライダー機構にはテフロンコーティングをトラックに施すことで、10万回のスライド耐久性を維持するとしている。

 バッテリも内蔵する予定で、スマートフォンの駆動時間を延長可能。ただこれはプランであり、バッテリの有無は最終モデルで決定する。

 なお、当初はQWERTY配列を生産するが、AZERTYやQWERTZ配列も予定しているという。本体色はMoto Zの本体に合わせて、ゴールド、シルバー、ブラックの3色を用意。また、Indiegogo限定で「Livermorium Starter Edition」と呼ばれる、ブラックをベースに青緑の縁を持ったデザインが用意される。

 スライダー機構のキーボードを備えたスマートフォンとしては、シャープの「W-ZERO3」シリーズが有名だが、チルト機構まで備えるとなると、HTCの「EMOSTER(S11HT)」が近いだろう。

ゴールド、シルバー、ブラックの3色を用意
Livermorium Starter Edition