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VESA、MWC 2017でDisplayPort 8K出力などをデモ

 ビデオ機器関連の業界標準化団体であるVESAは15日(米国時間)、スペイン・バルセロナにて開催されるMWC(Mobile World Congress) 2017にて、モバイル機器を利用したDisplayPort Alt Modeデモンストレーションなどを行なうと発表した。

 また、これと合わせてQualcommの最新SoC「Snapdragon 835」にDisplayPort Alt Modeが採用されていることも言及しており、これから登場する同SoC搭載スマートフォン/タブレット、VR/AR HMDなどで、USB Type-Cポートから外部映像出力が可能になっていく。

 DisplayPort Alt Modeは、USB Type-Cを利用してDisplayPortを利用できるようにする規格。10Gbpsの高速転送に対応するUSB 3.1や、最大100Wの電源供給を行なえるUSB Power Deliveryに対応したUSB Type-Cと組み合わせることで、1ポートでデバイスの汎用性を高めることができる。

 Snapdragon 835は今後登場予定のARM版Windows 10にて、x86アプリを動作させるエミュレータ機能を備えていることからも、注目のSoCとなっている。

 VESAはMWCにて、DisplayPort Alt Mode対応モバイルデバイス、4K60HzのHBR3出力、DisplayPort 1.4対応の8Kディスプレイのデモンストレーションなどを行なう。