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Y!mobileユーザーはYahoo!プレミアム会員料金が無料に
~Android One新端末や電話機能に特化したストレートケータイも発表
2017年1月18日 18:50
ソフトバンク株式会社は、都内にて「Y!mobile 2017 Spring」と題し、ワイモバイルの新商品および新サービスに関する記者発表会を開催した。
発表会には、まずソフトバンク株式会社 Y!mobile推進事業本部 執行役員本部長 寺尾洋幸氏が登壇。
寺尾氏は、昨年(2016)は格安スマートフォン市場が大きく成長を迎えた年だったと述べ、その中でY!mobileは、「インターネットの生み出す楽しさや便利さをみんなの手元に届けたい」というブランドビジョンのもと、商品ラインナップ拡充、「ワンキュッパ」、広告展開、SIMフリースマートフォンの対応など、「積極的に攻めた」(寺尾氏)結果、販売台数は2015年同期比2.5倍に成長し、3台キャリアを除く販売台数シェアで40%を獲得。RBB TODAYのスマートフォン総合満足度でトップとなったとアピールした。
今後、2月1日より通話回数の無制限化、端末故障時の交換サービス、フィーチャーフォン(ガラケー)からの乗り換え時に、3カ月間無償で電話サポートを行なう「スマホデビューサポート」を提供し、3月1日からはタブレットとのデータ通信量シェアも開始する。
寺尾氏は上記に加え、今回、Yahoo! JAPANと提携し、通常は月額462円での契約が必要となる「Yahoo!プレミアム」サービスを、Y!mobileユーザーに対し無料で提供すると発表した。
元々Y!mobileユーザーへの特典として、Yahoo!ショッピング利用時のポイントが2倍になるキャンペーンを行なっていたが、それにより利用金額が3倍に増加したという。
登壇したヤフー株式会社 副社長兼COOの川邊健太郎氏は、今回の提携により、Y!mobileユーザーは5倍のポイントバックという特典を得られるほか、「お買い物安心保証」やヤフオク!でのオークション出品など、Yahoo!プレミアム会員相当のサービスが受けられると説明。「eコマース革命」の第2章になるとした。
ハードウェアの面では、寺尾氏は、2016年7月に投入した日本初の「Android One(シャープ製)」が高評価を受け、2015年比でAndroidスマートフォンシェアが約2倍に拡大したと述べ、今回新たに、シャープ製の5型フルHDスマートフォン「Android One S1」と、京セラ製5型HDスマートフォン「Android One S2」の2製品を投入すると発表した。発売予定はそれぞれ2017年2月下旬以降、3月上旬以降の予定。ともにOSはAndroid 7.0 Nougatで、日本限定発売となる。
Android Oneスマートフォンは、いわゆるメーカーのカスタムROMではなく、ピュアAndroidを搭載したスマートフォンで、発売から18カ月間で最低1回以上のアップデート、最低2年間のセキュリティアップデートが保証されたもの。
常に最新のOSとセキュリティー機能がアップデートされるため、安心して利用可能であるとする。
両機種とも防水防塵仕様を採用し、S2には連絡帳の移動など、ガラケーからの移行を考慮した赤外線通信に対応するなど、国内市場を見据えた仕様となっている。
また寺尾氏は、Android OSやGoogleの提供するサービスに精通した「Android Ambassador」を全国に展開し、顧客応対時により細かなサポートを行えるように図っていくとした。
そのほか、Pocket WiFi史上最速となる下り最大612Mbpsの通信に対応した「Pocket WiFi 603HW」(Huawei製、2月上旬以降発売予定)、10型液晶搭載のタブレット「MediaPad T2 Pro」(同、3月上旬以降発売予定)を投入し、端末を複数台持つユーザーの需要に応え、夏以降には電話機能のみを備えたストレートケータイ「603SI」(セイコーソリューションズ製)を発売すると発表した。
キャンペーンとして、スマートフォンデビューの学生を対象とした「ヤング割」、大学生や新社会人を対象とした「Pocket WiFi学割」を1月20日~5月31日の期間限定で開催する。
発表会後半では、新CMが披露されたほか、CMにも出演するモデル/女優の桐谷美玲さん、ふてにゃんが登場。さらにピコ太郎さんも登場し、「PPAP YOUNGMANバージョン」を披露した。
なおピコ太郎さんからは「日本武道館ライブが決定しました」というサプライズ発表も行なわれたが、今回のY!mobileの発表内容との関連はないとのこと。