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Google、ニューラル機械翻訳を導入。日英独仏など8カ国語の翻訳精度を大幅向上

 米Googleは15日(現地時間)、同社の翻訳サービスにニューラル機械翻訳を導入したと発表した。日本語にも対応しており、過去10年に積み重ねてきた改善をたった1度の刷新で上回るレベルの大きな改善だとしている。

 当初Google翻訳は統計学モデルを利用した大規模統計機械翻訳を導入していた。今回のニューラル機械翻訳では、単語ごとにではなく、まず一文全体を一度に翻訳。この幅広いコンテクストを元に、最も妥当な翻訳を探し出し、続いて、より人間の言葉に近づけるよう正しい文法を用いて調整を行なう。この手法では、各文章をより理解しやすくなるため、翻訳された段落や文章全体も読みやすいものとなる。また、機械学習により、時間をかけてより賢くなっていく。

 現時点での対応言語は、日本語、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、中国語、韓国語、トルコ語。今後、随時体尾言語を増やしていく。