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Wi-FiとRTCを搭載したArduino互換ボード

BiZduino

 株式会社ビズライト・テクノロジーは、Wi-FiモジュールとRTCを搭載したArduino互換ボード「BiZduino(ビズドゥイーノ)」を12月末に発売する。価格はオープンプライス。

 同社はこれまでRaspberry Piをベースとした汎用IoTゲートウェイ「BH」シリーズを販売してきたが、CPUパワーを必要とせず、低コストでセンサーなどと接続し、上位ゲートウェイもしくはサーバー群と直接通信できるニーズがあり、今回の製品投入に至った。

 Wi-FiモジュールにはIEEE 802.11nに対応した「ESP-WROOM-02」を採用し、国内で利用できる技適認証を取得済み。TCP/IPプロトコルを実装し、ATコマンドの発行で通信ができる。また、バックアップ電池付きRTC「DS1388」を搭載し、I2Cで制御できる。単体でリアルタイム情報を保持し、多くのアプリケーションで活用できる。

 デバッグが行ないやすいよう3つの動作モードを搭載。ArduinoからWi-FiモジュールをATコマンドで制御し、シリアルモニターから両方のTXD監視ができる「Arduino+Wi-Fiモード」、Wi-Fiモジュールを切り離した「Arduinoモード」、Wi-Fiモジュールのみ稼働し、ファームウェアの書き換えもできる「Wi-Fiダイレクトモード」を備える。

 主な仕様は、CPUがATmega328P、フラッシュメモリが32KB、EEPROMはATmega328P内蔵が1,024byte、DS1388が512byte。電源は5Vで、Micro USBから給電可能(シリアル通信も可能)。I/Oはアナログ6ピン、デジタル14ピン(うち6ピンがPWM対応、4ピンがモジュール制御用に予約済み)。本体サイズは53.4×68.6mm(幅×奥行き)、重量は27g。