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Western DigitalからWD Blue/Greenブランドを冠した“SSD”が登場

WD Blue SSD

 米Western Digitalは11日(現地時間)、米SanDisk買収後では初と思われるコンシューマ向けSSD「WD Blue」および「WD Green」シリーズを発表した。

 同社が展開しているHDDと同じブランド名を冠したSSDで、フォームファクタは2.5インチとM.2 2280の2種類を用意。インターフェイスはSATA 6Gbpsで、容量はWD Blueが1TB/500GB/250GB、WD Greenは240GB/120GB。

 WD Blueはマルチタスク処理や過大なリソースを要するアプリに最適化されたSSDで、ノートPCとデスクトップPCのどちらにも適しているという。WD GreenはエントリークラスのSSDで、超低消費電力を特徴とし、バッテリによる長時間駆動を可能とする。仕様上、WD Greenの平均消費電力は50mWで、WD Blueは70mWとなっている。

 発売時期については、WD Blueは米国の公式サイトで既に販売中となっており、各国に向けての出荷も始まっている。WD Greenに関しては第4四半期の後半に販売予定としている。保証期間は3年間。

 主な仕様と価格は下表の通り。

【表1】WD Blue SSDのスペック
1TB500GB250GB
シーケンシャルリード545MB/s540MB/s
シーケンシャルライト525MB/s500MB/s
ランダムリード100,000IOPS97,000IOPS
ランダムライト80,000IOPS79,000IOPS
TBW(総書き込み容量)400TB200TB100TB
MTTF(平均故障間隔)175万時間
価格(2.5インチ/M.2)299.99/319.99ドル139.99/159.99ドル79.99/89.99ドル
【表2】WD Green SSDのスペック
240GB120GB
シーケンシャルリード540MB/s
シーケンシャルライト465MB/s430MB/s
ランダムリード37,000IOPS37,000IOPS
ランダムライト68,000IOPS63,000IOPS
TBW(総書き込み容量)80TB40TB
MTTF(平均故障間隔)175万時間
価格未定

 なお、今回発表されたSSDは、SanDiskが展開しているExtreme PROおよびUltra IIとはシーケンシャルリード/ライトの仕様が若干異なっており、ただ単にWDのラベルを貼っただけというわけではなさそうだ。

 執筆時点では日本で発売されるかは不明だが、国内のWestern Digitalの公式Webサイトには、WD Blueのページが設けられている。

WD Green SSD