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ワコム、紙に書いた筆跡をスマホに取り込める「Bamboo Slate/Folio」
2016年9月2日 06:00
株式会社ワコムは、紙に書いた筆跡をスマートフォンやタブレットに取り込める“デジアナ文具”「Bamboo Slate」、「Bamboo Folio」を10月下旬に発売する。
税別価格は、クリップボードタイプの「Bamboo Slate, Small(A5サイズ)」が15,000円、「Bamboo Slate, Large(A4サイズ)」が18,000円、カバー付きタイプの「Bamboo Folio, Large(A4サイズ)が23,000円。
ワコム独自のEMR(Electro Magnetic Resonnance:電磁誘導方式)ペンとデジタルインク技術「WILL」を搭載し、本製品に載せた紙の上の筆跡を、Bluetooth経由でデータとしてスマートフォンおよびタブレットに取り込める。出力はJPEG/PNG/PDFまたは独自のWILL方式で、ノートアプリ「Bamboo Paper」との連携や、クラウドサービス「Inkspace」、「Dropbox」、「Evernote」、「OneNote」などで利用できる。
iOS/Android用のInkspaceアプリは、ライブモードやさまざまな編集機能を用いて、紙に書いたアイデアを形にしていくことができる。また、クラウドサービスのInkspaceと連携し、無料で5GBまでのストレージを利用可能。手書きの文字やイラストを異なるデバイス間で共有できる。
有償サービスの「Inkspace Plus」では容量が50GBまで拡張され、手書き文字をリッチテキスト形式に変換できるほか、SVGベクター形式へのエクスポートや編集が可能。さらに、Ink Collaboration機能を使うことで、複数人で同時にデータを編集できる。製品購入者にはInkspace Plusの3カ月無料利用権が付属し、終了後は月額300円(通常は500円)で継続利用できる。
筆圧は1,024レベル。本体サイズおよび重量は、Bamboo Slate, Smallが186×249×7mm(幅×奥行き×高さ)/426g、Bamboo Slate, Largeが256×330×7mm(同)/472g、Bamboo Folio, Largeが268×338×19mm(同)/810g。