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Verizonが米Yahoo!を約5,130億円で買収、AOLへ統合

~Webサービスや広告などの中核事業が対象、Yahoo!は社名変更へ

 米大手通信事業者のVerizon Communicationsは25日(米国時間)、米Yahoo!のオペレーション事業について、48億3,000万ドル(約5,130億円)での買収に合意したことを発表した。

 今回Verizonへ売却されるのは、検索エンジン、ニュースや、スポーツ、金融関連ツール、メールを含むWebサービスと広告などの中核事業。Yahoo!の所有する現金や、アリババグループ、Yahoo! Japanの株式、非中核特許などは含まれない。

 買収されたYahoo!の事業は、Verizon傘下のAOL部門へ統合され、買収によって、Verizonは新たに月間10億人のアクティブユーザーを持つサービスを抱えることとなる。

 Yahoo!によれば、Verizonは2020年までに全世界のオーディエンスを20億人、売上高を200億ドルまで成長させるという目標を掲げており、Yahoo!のサービスとブランドがその達成に向け中心的役割を果たすとしている。

 買収はYahoo!株主、および規制当局の承認後、2017年第1四半期に完了する予定としており、買収完了と同時にYahoo!は社名を変更するとしている。