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アナログ入力対応のメカニカルスイッチ搭載ゲーミングキーボード

~Directinput/Xinput対応、アクチュエーションポイントの変更も可能

Wooting one

 メカニカルスイッチ搭載のゲーミングキーボード「Wooting one」が、Kickstarterにてクラウドファンディングで資金を募集している。

 Wooting oneは、アナログ入力対応のメカニカルスイッチを搭載したテンキーレスキーボード。通常のメカニカルスイッチは、オン/オフの2値でキーの入力を判定しているが、本キーボードではキーが押されていない状態から底まで押されている状態を0~100のアナログ入力として認識できる。

 これにより、カーレースなどキーボードでは操作感に難があったゲームや、シューティングなどでゆっくりとキャラクターを移動させるなどの従来は実現が難しかった操作をキーボードで実現できるとする。

 具体的には、Directinput(ゲームパッド)およびXinput(Xboxコントローラ)デバイスとして認識させることで、ゲーム側にアナログ入力の値を送信できるという。

 また、通常のキーボードとして利用する際にも、キーが反応するストロークの位置(アクチュエーションポイント)を設定できるため、通常よりも早く反応するよう設定したり、深く設定することで誤入力を防いだりといった利用が可能。

 メカニカルスイッチはCherryスイッチ互換のFlaretechスイッチを採用。このスイッチは通常のメカニカルスイッチと異なり、入力検知を光学式で行なっているため、アナログ入力が可能だという。また、アナログ検知が可能だけでなく、信号入力までのラグも通常のメカニカルスイッチより小さいとしている。

 スイッチはリニアな打感の赤軸と、タクタイルのある青軸の2種類が用意される。ファンディング主催者は、アナログ入力という特徴のため、赤軸がオススメであるとしている。なお、どちらも荷重が55cNのため、Cherry製赤軸/青軸と比べてわずかに重い荷重となる。

 キートップもCherryスイッチと互換性があり交換可能なほか、スイッチも本体から取り外せる。キーボードもUSB Micro-B接続のため着脱が可能。Nキーロールオーバーに対応する。

 キー配列は英語配列のほか、ドイツ、フランス、スペインなどが用意されている。日本語配列は含まれていないが、希望する配列があればリクエストを受け付けるとしている。

 すでに8万ユーロを超える資金を集め、目標額を達成しているが、プロジェクトの資金提供締め切りは6月23日まで続けられるため、今からでも申し込みは可能。記事執筆時点で100ユーロや129ユーロのPledgeは定員数を超えているため、キーボード本体が届くPledgeは139ユーロからとなる。

RGB LEDバックライトを搭載
メディアコントロール機能も搭載
Wooting one analog mechanical keyboard