やじうまミニレビュー

有線LAN付きの3ポートUSB 3.0 Hub

~Inateck「HBU3VL3-4」

やじうまミニレビューは、1つ持っておくと便利なPC周りのグッズや、ちょっとしたガジェットなど幅広いジャンルの製品を試して紹介するコーナーです。
「HBU3VL3-4」

 モバイル用ノートPCや2-in-1ではもはや有線LANポート非搭載は珍しくない。しかし、有線LANがないと不便を強いられるシーンが案外あるものだ。

 筆者の場合、有線LANがないノートPCを使っていてかなりストレスを感じたことがある。と言うのも社内がIEEE 802.11ac非対応だったせいなのだが、大容量ファイルをサーバーにアップロードしたりダウンロードしたりするのにひどく時間を要するからである。こんな時はやはり安定の有線LANを使いたい。

 そんなわけで切実に有線LANを欲した筆者は、有線LANアダプタを求めAmazon.co.jpを探索していた。そこで見つけたのがInateckというちょっと聞き慣れないメーカーのLANポート付きのUSB 3.0 Hub「HBU3VL3-4」である。

 USB 3.0対応のLANアダプタは別に珍しくない。しかし、本製品は3基分のUSB 3.0ポートとGigabit Ethernetを組み合わせているところが特別だ。執筆時点でのAmazon.co.jpでの販売価格は3,754円と若干高いが、ノートPCでは貴重なUSBポートを犠牲にせず、むしろHubで増設した上、さらに有線LANが追加できるというのは実にお得である。

 有線LAN機能を使用するにはドライバのインストールが必要で、これはWindows用とMac OS X用の両方が用意されている。筆者はMacBook Airで使っているのだが、今のところ使用中に問題が起きたことはない。ドライバは日本語化されたWebサイトの製品ページからダウンロードできるので悩むこともない。

 本体サイズは110×32×20mm(幅×奥行き×高さ)で、ケーブル長は約300mmなので持ち運びも余裕だ。本体色は外装がプラスチックの製の黒以外にも、アルミ製のシルバーモデルも用意されている。こちらは200円ほど高い。

 もし筆者のように有線LANポートを使用したい、そしてUSBポートは減らしたくないというピンポイントな悩みを抱えていたら、本製品の導入を検討してみてはどうだろうか。

USB 3.0ポートの数は合計3基
Gigabit Ethernetポートは本体の側面部分に用意されている
背面からMACアドレスを確認できる
筆者が購入した個体はなぜかケーブルの根元部分が本体のフレームにしっかり収まっていなかった。ハズレを引いたのだろう
LANケーブル接続時。本製品はバスパワー駆動のみで別途ACアダプタは用意されていない
InateckのWebサイトからドライバをダウンロードできる。Webサイトは日本語表示対応だ
Amazon.co.jpで購入

(中村 真司)