Windows 10ユーザーズ・ワークベンチ
Windows 10 Mobileはなくなるの?
2016年12月29日 06:00
Creators Updateを名乗る次期Windows 10が発表されたのが、10月26日にニューヨークで開催されたMicrosoftのイベントだった。このイベントでは、Surface StudioやSurface Dialといった新しいハードウェアとともに、その新たなフォームファクタとクリエイティブな領域でPCを活用するユーザーに向けた新しいWindows 10が来年(2017年)初めにリリースされることが発表されている。
以降、Insider Previewは、そのマイルストーンに向けて、11月3日配信のBuild 14959から直近では12月7日のBuild 14986まで、1~2週間に1度のペースで順調にビルドを重ねてきたが、さすがにホリデーシーズンでクリスマスを過ぎても動きはない。どうやら今年(2016年)の新ビルド公開はおしまいのようではある。
2017年のロードマップを想像する
Creators Updateの発表以降、大きな動きとしては、中国・深センで開催されたハードウェア開発者向けのカンファレンスWinHECで、Windows for PCがQualcommのSoCをサポートするとの表明があった。これが12月8日のことだ。その詳細についてはまだ分からないが、日本に戻って各方面に聞いてみると、各社ともに寝耳に水状態だったようで、本当に隠密に進められていたプロジェクトの突然の発表だったことが分かる。
秋以降にさまざまな進展があったわけだが、この先のロードマップを想像すると、おそらく2017年2月下旬にスペイン・バルセロナで開催されるモバイル業界の展示会MWCで、OEMなどを含めた今後の製品展開体制についての発表があり、5月の中旬に米・シアトルで開催されるソフトウェア開発者向けの年次イベント //Build 2017で、開発者向けの情報公開が解禁といったところだろうか。
となれば、Creators Updateの次のバージョンが、変わり続けるWindowsの大きな節目となるはずだ。つまり、来年の秋は、無茶苦茶おもしろい展開になることが想像できる。
見えないところに手が入る
一方で、このところのInsider Previewの品質にはちょっと弱音を吐きそうだ。例えば手元のレッツノート RZ5を最新の14986で更新したところ、液晶ディスプレイを閉じて稼働中に、液晶を開いただけでブルースクリーンで落ちてしまう。どうやらセンサー周りで問題が起こっているようだ。仕方がないので前のビルドに戻したのだが、問題が解決しないので、ISOファイルを入手してクリーンインストールしたところ、正常に稼働するようになった。そして、もう一度最新ビルドに更新してみたがダメだったので、また直前のビルドに戻さざるを得なかった。多少の不安定は我慢するが、必ず落ちるというのでは評価もできない。もっとも、ほかのマシンでは特に問題らしい問題はないところを見ると、相当奥深いところを触っているのだろう。
今、普通にWindows 10を使っている限り、通常の使い方をしている分には1607ことAnniversary Updateと最新ビルドに大きな違いは感じられず、並べて使っていても特に違和感はない。とは言え、エンドユーザーから見えないところで、多くの手が入っているのは明らかで、フィックスされた不具合などのリストは、内容的に本当に細かいものばかりとなっている。
追加された新機能と仕様変更
直近の大きな変化というと、Microsoft EdgeでEPUBファイルが閲覧可能になったことがある。例えばこのページには、Microsoft Pressの過去の書籍が、さまざまな形式で閲覧可能になっているが、ファイルをダウンロードして開くと、Edgeのウィンドウがそのファイルを開く。ちょうど、PDFを開くのと同じ感覚でEPUBファイルを閲覧できる。いくつかインターネットを探して、日本語縦書きのものなどを表示させてみたが、とりあえず、電子書籍の体裁は実現できているようだ。
3種類のテーマから好きな背景色を選ぶことができ、文字サイズも自由になる。ブラウザで閲覧するPDFはすっかりお馴染みの存在になったが、カジュアルユーザーが、特に意識せず、新しいアプリをインストールすることもなく、ブラウザでEPUBを開けるようになるのは悪いことではない。PDFは、良くも悪くも紙をそのままスマートデバイス上に実現するソリューションだ。でもEPUBは、それとは異なるベクトルでコンテンツを表示する。そのあたりの将来を考えれば、EPUBをサポートしない手はない。今後は、どのようにDRMなどに対応していくかを考えていかなければならないだろう。
また、コマンドシェルが、これまでのコマンドプロンプトからWindows PowerShellに置き換わった。command.com互換だったcmd.exeがついに引退し、PowerShellにその座を譲ったのだ。これについてはコントロールパネルがショートカットメニューからなくなったのと同じくらいに驚いた。
ただし、座を譲ったといっても、cmd.exeは標準添付のプログラムとしてなくなったわけではない。「ファイル名を指定して実行」ダイアログで、「cmd」と入力すればこれまで通りのコマンドプロンプトが開くし、設定の個人用設定にある「タスクバー」で置き換えをオフにしておけば、これまでと同様のコマンドプロンプトが開く。単にデフォルトシェルが変わり、これまでと逆になっただけだ。
for PCとfor Mobileのボーダレス化
新機能としてちょっとおもしろいのは、バーチャルタッチパッドだ。マウスやタッチパッドなどのポインティングデバイスを持たず、画面のタッチでしか操作できないタブレットなどにセカンダリディスプレイを繋いだ時に、普通は、セカンダリ側に開いたウィンドウの操作などができなくなってしまう。
だが、タスクバーのツールバーにタッチパッドボタンを表示させられるようになり、そのタップでバーチャルタッチパッドを表示できるようになった。そのタッチパッドを操作することで、まるでタッチパッド装備のPCであるかのように操作ができ、セカンダリディスプレイ側のウィンドウ操作も自在になる。
この機能はWindows 10 MobileのContinuum実行時の様子に似ている。Windows 10 Mobileスマートフォンに外部ディスプレイを繋いだ時に、スマートフォンの画面がそのままタッチパッドになる機能で、接続された外部ディスプレイ上での操作が可能になる。マウスを別途接続する必要がないので便利な機能だ。それをPCで実現したものと考えていいだろう。
こうしたちょっとしたところからも、Windows 10 for PCとWindows 10 Mobileの垣根がなくなっていく傾向が見て取れる。シェルが異なるだけでスマートフォンもPCなのだから当たり前だ。来年の今頃は、Windows 10 Mobileがなくなることも想定しておかなければなるまい。
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