ソニー「Sony Tablet P Wi-Fiモデル SGPT213JP/H」
〜Android 4.0アップデートでBDレコーダー連携も実現



4月21日 発売
価格:オープンプライス



 ソニーは、折りたたみ型のクラムシェルボディと2画面液晶が特徴のAndroidタブレット「Sony Tablet P」シリーズに、3G機能を省いたWi-Fiモデル「SGPT213JP/H」を追加するとともに、Sony TabletシリーズのAndroid 4.0へのアップデート実施を発表した。そこで今回は、4月21日に発売を予定しているSony Tablet P Wi-Fiモデル、SGPT213JP/Hを紹介するとともに、Android 4.0にアップデートすることで追加される新機能について紹介していこう。


●Wi-Fiモデルの仕様は、3G機能以外は従来モデルと同じ

 まずはじめに、新たに発売されるSony Tablet Pシリーズの新モデル、「SGPT213JP/H」の仕様面をチェックしていこう。

 SGPT213JP/Hは、従来モデルと同じ、折りたたみ型のクラムシェルボディを採用する、非常に特徴のあるデザインのAndroidタブレットだ。基本的な仕様は従来モデルと全く同じで、折りたたみ型の本体を開けると、5.5型の液晶画面が2枚あらわれる独特な仕様は健在だ。本体形状も従来と同じで、本体を閉じた状態では楕円形のラウンドボディで、本体を開くと、上下の液晶面がほぼすき間なくフラットに並ぶ。

 スペック面で従来モデルと異なる部分が通信機能だ。従来モデルでは、IEEE 802.11b/g/n対応の無線LANと、下り最大14MbpsのFOMAハイスピード(HSDPA)対応3G機能を標準搭載していたのに対し、SGPT213JP/HではIEEE 802.11b/g/n対応の無線LANのみの搭載となり、3G機能は省かれている。これが従来モデルからの最大の変更点だ。3G機能が省かれたことにより、実売価格が従来モデルの55,800円から44,800円(双方ともソニーストアでのオンライン価格)へと1万円以上安価になっており、かなり購入しやすくなったと言っていいだろう。

 これ以外の基本スペックは、従来モデルとほぼ同じだ。プロセッサはNVIDIAのデュアルコアプロセッサ、Tegra 2 1GHzで、メインメモリは1GB、ストレージは4GB搭載する。無線機能は、Wi-Fi機能に加えてBluetooth 2.1+EDRが標準搭載される。カメラ機能は、背面側に約511万画素のメインカメラと、液晶面に約30万画素のインカメラを搭載。センサー類は、3軸加速度センサー、ジャイロセンサー、デジタルコンパス、照度センサーを搭載する。また、本体にはmicroSDカードスロットが用意され、外部ストレージとして最大32GBのmicroSDカードが利用可能となっており、製品には16GBのmicroSDカードが付属する。従来モデルでは2GBのmicroSDカードが付属していたことを考えると、容量増は歓迎だ。

 本体サイズは、本体を閉じた状態で180×79×26mm(幅×奥行き×高さ)、本体を開いた状態で180×158×14(幅×奥行き×高さ)と、従来モデルと全く同じ。それに対し、重量は3G機能が省かれたことで、従来モデルの約372gから約356gと16gほど軽くなっている。また、バッテリ駆動時間も延長されており、Wi-Fi利用のWeb閲覧で約6.1時間から約6.6時間に、スタンバイ時間は約120時間から約260時間にそれぞれ伸びている。

 ボディカラーは、従来モデルのシルバーからグレーに変更されている。マット調のボディは、指紋などのよごれが目立ちにくく、濃いグレーで落ち着いた印象を受ける。また、SGPT213JP/Hの発売に合わせて、着せ替えパネルの新色としてブルー、ピンク、ゴールドの3色が追加される。ブルーとゴールドは標準のグレー同様マット仕上げだが、ピンクは光沢処理となっており、非常に鮮やかな印象となる。

Sony Tablet PシリーズのWi-Fiモデル「SGPT213JP/H」。ボディカラーはマット調のグレーで、落ち着いた印象を受ける 本体サイズは、閉じた状態で180×79×26mm(幅×奥行き×高さ)と従来モデルと全く同じ 閉じた状態では楕円形となっている点も同じだ
本体を開くと、5.5型液晶が2枚現れる。開いた状態のサイズも、180×158×14(幅×奥行き×高さ)と従来と同じ 液晶の表示解像度は1枚あたり1,024×480ドットで、2枚合わせると1,024×960ドット。OSからは1枚の液晶として利用される点も従来同様 着せ替えカバーにブルー、ピンク、ゴールドの3色が追加される。ピンクのみ光沢処理が施され鮮やかだ

●Android 4.0.3へのアップデートを4月下旬に提供

 ソニーは、Sony Tabletシリーズ全モデルを対象とした、Android 4.0.3へのアップデートと、独自の新機能の追加を実現する、「Android 4.0.3を含むシステムソフトウェアアップデート」を4月下旬に実施する。このアップデートにより、Android 4.0が提供する新機能が利用可能になるのに加えて、Sony Tabletオリジナルの新機能が実装される。今回試用したSGPT213JP/Hは、このアップデートを実施したものだったため、ここからはアップデートによる新機能などを見ていくことにしよう。

 まず、メインとなるユーザーインターフェイスだが、こちらは基本的にAndroid 4.0ベースのものへと変更となる。例えば、スクリーンロック画面では右フリックでロック解除、左フリックでカメラ起動が行なえるとともに、通知領域をタップすれば通知メッセージの確認が行なえる。ホーム画面ではフォルダーによるアイコンの管理なども可能になる。

 従来、アイコンの位置を自由に変更したり、仕切り線を追加してグループごとに仕分けできる独自のアプリメニュー機能が搭載されていたが、この独自アプリメニューは廃止となり、Android 4.0の標準ランチャーが採用される。これにより、アプリのアイコンやウィジェットなどを一元管理できるようになる。

「Android 4.0.3を含むシステムソフトウェアアップデート」を適用した状態。基本的にAndroid 4.0ベースのユーザーインターフェイスを採用 アプリメニューもAndroid 4.0標準のものとなり、従来の独自メニューは廃止される アプリとウィジェットが一元管理となる
ロック画面では、右フリックでロック解除、左フリックでカメラが起動される。また時計のフォントも変更されている 履歴表示では右スライドで履歴リストから削除が可能に

●任意のアプリ利用中に起動できる「スモールアプリ」

 上で紹介したユーザーインターフェイスに関する変更は、ほとんどがAndroid 4.0が提供する標準機能だ。これは、ユーザーが利用時に混乱することのないように、できる限りAndroid 4.0の標準ユーザーインターフェイスに準拠させたということのようだ。ただ、使い勝手の良かった従来のアプリメニューなど、独自機能が利用できなくなる点は少々残念。とはいえ、独自機能もある。その1つが「スモールアプリ」と呼ばれる機能だ。

 スモールアプリとは、任意のアプリを利用中でも、画面上に別ウィンドウとして呼び出し、起動中のアプリとは異なる機能を利用できるというもの。画面下中央の「□」型のアイコンをタップすると、吹き出しのようにウィンドウが表示される。その中に表示されている、Webブラウザ、計算機、リモコンの各機能(Sony Tablet PではWebブラウザと計算機のみ)のアイコンをタップすると、専用アプリが画面上にウィンドウ表示される。スモールアプリの各機能を呼び出した状態でも、その時点で利用していたアプリが終了されることはなく、起動中のアプリとスモールアプリを同時に利用できるのだ。

 通常、Androidアプリは、1つのアプリが画面を占有して動作するのが基本となっている。そのため、あるアプリを利用中に他のアプリを利用したい場合には、一度ホームに戻って使いたいアプリを開くしかなかった。しかし、スモールアプリなら、あるアプリを利用中に、アプリに関する情報などをブラウザで調べたい場合や、数字の計算なども、利用しているアプリを開いたまま行なえる。

 また、ブラウザは開いているページをAndroid標準のブラウザに転送する機能も用意。標準ブラウザとスモールアプリのブラウザを同時に利用すれば、2つの異なるページを同時に表示させることも可能だ。スモールアプリは、表示位置の変更は自由に行なえる。またブラウザでは表示サイズの変更も行なえる。

 実際にスモールアプリを使ってみると、その利便性の高さはかなりのもので、特にブラウザ機能は一度使うと手放せなく感じるほどだ。他のAndroidタブレットとの差別化という意味でも、魅力的な存在と言えるだろう。

画面下部の「□」アイコンをタップすれば、スモールアプリのアイコンが表示される 任意のアプリを利用中にスモールアプリを起動し、同時利用が可能。これはブラウザ機能を起動している様子
こちらは計算機機能。計算機能はよく利用するため、非常に便利だ こちらはリモコン機能。リモコンアプリに登録された外部AV機器の操作が可能だ
【動画】スモールアプリを利用している様子

●BDレコーダーで録画した番組や放送中の番組が視聴できる「RECOPLA」搭載

 スモールアプリに加え、もう1つ大きな新機能がある。それは、ソニーのBDレコーダーと連携し、BDレコーダーで録画した番組や、現在放送されている番組をSony Tabletで視聴したり、BDレコーダーの操作や番組録画予約が行なえる「RECOPLA」というアプリが追加されるという点だ。

 RECOPLA自体は、Google Playストアで無償配布されることになっており、Sony Tablet以外のAndroidタブレット(Android 3.1以降)でも利用可能だ。ただし、対応BDレコーダーと連携し、録画した番組や現在放送されている番組を視聴できるのは、Sony Tabletのみとしている。その他のAndroidタブレットでは、BDレコーダーの操作や録画番組の管理のみが利用できることになる。

 RECOPLA対応BDレコーダーは、下にまとめたとおりとなっており、これら対象機種については、RECOPLA対応のアップデートが3月28日より開始されている。ただし、当初RECOPLAは録画番組の配信のみに対応し、放送中番組の配信機能は5月下旬に予定されているRECOPLAのアップデート以降に可能となる。また、一部機器については、配信機能には対応しないものの、RECOPLAでの操作や管理が可能になる機種だ。

・RECOPLA対応BDレコーダー
BDZ-AX2700T、BDZ-AT970T、BDZ-AT950W、BDZ-SKP75、BDZ-AT770T

・配信機能以外のRECOPLA対応機器
-BDレコーダー
BDZ-AX2000、BDZ-AX1000、BDZ-AT900、BDZ-AT700、BDZ-AT500
-ブルーレイ/HDD搭載液晶TV<ブラビア> 
KDL-55HX80R、KDL-46HX80R、KDL-40HX80R、KDL-32EX30R、KDL-26EX30R

 RECOPLAを起動すると、登録されているBDレコーダーが表示され(初回起動時には登録作業が必要)、操作したり視聴したい録画番組が保存されている機器をタップすれば、その機器に録画されている番組一覧が表示される。このとき、BDレコーダーの電源がオフ(待機状態)でも、自動的に電源が入り、操作が可能となる。

 今回は、RECOPRA対応アップデート済みのBDレコーダー「BDZ-AX2700T」1台で試したため、画面には対応機器が1台のみ表示されているが、複数台のBDレコーダーやDLNA対応TVなども登録できる。そして、複数台のBDレコーダーを一元的に操作できる点も特徴で、RECOPLAからはどの機器に録画されているか意識せず操作や管理、再生が可能だ。

 録画番組のSony Tabletからの視聴は、録画一覧から視聴したい番組をタップし、表示先を「このタブレット内」を選択するだけだ。すると、Sony Tabletにインストールされている「DLNAプレイヤー」が起動し、録画番組が再生される。再生にはこのDNLAプレイヤーが必要になるため、番組配信はSony Tabletのみで利用可能としている。

 録画番組の一覧は日付、タイトル、録画サイズでソートするとともに、スポーツやドラマ、映画などのジャンル別に表示することも可能。多くの録画番組が蓄積されている場合には、このソート機能がかなり役立つはずだ。

 再生は、再生先選択から8秒ほど待たされたのちに映像の表示が始まる。配信される映像の形式は720p、ビットレートは約3Mbpsのため、映像の品質はかなり優れる。ハイビジョン放送もクオリティを大きく低下させることなく楽しめる。リアルタイムにエンコードしながらの配信になるため、シーク操作なども8秒ほどのタイムラグが生じる。若干操作にイライラすることもあるかもしれないが、このような配信方式ではリアルタイム性はそれほど要求されないので、大きな問題ではないだろう。

 ちなみに、再生先を「接続先のTV」にすると、BDレコーダーに接続されているTVでの再生が開始され、RECOPLA側はBDレコーダーを操作するリモコン画面が表示される。こちらはタイムラグなく操作できるため、BDレコーダーのリモコンとして活用できる。また、録画データの削除やタイトル変更などの操作も行なえるため、BDレコーダーの付属リモコンを利用するよりも快適な操作環境が手に入る点もかなり嬉しい。また、これら操作はSony Tablet以外のタブレットでも利用可能。そのため、対応BDレコーダーを持っていれば、Sony Tablet以外のタブレットでもRECOPLAを利用するメリットは大いにあると言っていいだろう。

BDZ-AX2700Tなどの対応BDレコーダーと連携し、録画番組や放送中の番組をSony Tabletで視聴できる「RECOPLA」 初起動時に、連携する機器を登録 Sony Tablet Pでは、基本メニューは上の画面に表示される。起動後、登録した機器をタップすればメインメニューが表示される。複数の機器を登録し、一度に操作することも可能
RECOPLAのメイン画面。選択した機器で録画された番組が一覧表示され、見たい番組をタップすればSony Tablet上で視聴できる 録画番組は、録画日時やタイトル名でソートしたり、ジャンルごとに絞って表示できる 見たい番組をタップすると、このようなメッセージが表示される。この中から「このタブレット内」を選択すれば、Sony Tabletで映像が表示される
Sony Tablet Sで録画番組を再生している状態。シーク操作も可能だが、8秒ほどのタイムラグがある Sony Tablet Pでは、上画面に映像、下画面に操作ボタンが表示される 再生時に「接続先のTV」を選択すると、映像はBDレコーダーに接続されたTVに表示され、Sony Tabletはリモコンとして利用できる。同時に番組の詳細情報も表示される

●ソーシャルフィードリーダーがアップデート

 RECOPLAの対応に先立ち、あるアプリのアップデートが3月27日より開始された。それは、従来モデルにプリインストールされていた「ソーシャルフィードリーダー」の新バージョンとなる「ソーシャルフィードリーダークラウド」だ。従来のソーシャルフィードリーダーは、FacebookとTwitterに対応し、双方の記事やメッセージの閲覧、投稿などが行なえたのに対し、ソーシャルフィードリーダークラウドではFacebookとTwitterに加えて、YouTubeやRSSフィードの閲覧、あらかじめ登録されているニュースサイトやブログサイトの閲覧に対応。これによって、より多くの情報を一元的に閲覧できるようになった。

 アプリを起動すると、左ペインに登録したSNSやRSS、ニュースサイトなどの記事が一覧表示され、右ペインには選択した記事の詳細表示やWebで人気の記事などが表示される。もちろん、ソーシャルフィードリーダークラウドからの記事投稿や返信が可能。また、対応SNSやブログが多いため、表示される記事数も非常に多くなるが、「ディスカバリー」機能で新しい記事を探したり、気になる記事を保存してあとで参照できる「マイロッカー」機能によって、多くの記事も効率良く参照できる。また、FacebookやTwitterのアカウント、RSSフィードに重み付けを設定することで、表示の優先度を設定できるようになっており、常にストリームをチェックしているユーザーのメッセージやRSS記事を見逃さないような工夫も可能だ。

 実際に使って見た印象では、複数のSNSやブログなどを一元的に参照できる点はなかなか便利に感じた。ただ、1画面あたりの最新記事の一覧表示数がそれほど多くないこともあり、表示される記事が増えると、目的の記事がすぐに流れてしまい、見逃しやすいといった印象も受けた。もちろん、特定のサービスのみに絞って表示することも可能だが、それでは複数のサービスをまたいで閲覧できるという、本来の目的が失われてしまう。記事一覧表示ペイント詳細表示ペインのレイアウトをカスタマイズできれば、より使いやすくなるように思う。また、一部記事が文字化けする場合も見受けられたので、こちらは改善を期待したい。

 このソーシャルフィードリーダークラウドは、Google Playストアですでに無償配布されており、Android 4.0アップデートを行なわずとも利用できる。Sony Tabletを利用している人は、今すぐダウンロードして利用してみよう。

ソーシャルフィードリーダーの新バージョン「ソーシャルフィードリーダークラウド」 FacebookとTwitterだけでなく、YouTube動画やRSS、ニュースサイトやブログサイトなどの記事や動画を一元的に閲覧できる 気になる記事は、右上の「マイロッカーに追加」をタップすれば、マイロッカーに保存され、あとから閲覧できる
新しい記事の投稿や記事への返信も、もちろん可能だ RSSフィードは、自由に追加が可能
「ディスカバリー」では、ソニーと提携しているニュースサイトやブログサイトの注目記事が表示され、新たな記事の発見が可能 SNSアカウントやRSSなどは重み付けを設定し、記事表示の優先順位を設定することも可能だ

●Android 4.0アップデートによる機能強化も含め、魅力向上

 最後に、Android 4.0アップデートを行したSony Tablet SおよびSony Tablet Pでベンチマークテストを行なった。利用したベンチマークソフトは、「Quadrant Professional Edition Version 2.0」と「AnTuTu Benchmark v2.7.3」の2種類だ。比較として、Sony Tablet SのAndroid 3.1版やMotorola XOOM、ASUS EeePad TF201の結果も掲載しているが、OSのバージョンやベンチマークのバージョンが異なっているため、あくまでも参考として掲載しておく。

Quadrant Professional Edition Version 2.0総合
Quadrant Professional Edition Version 2.0詳細
【表】AnTuTu Benchmarkの結果
AnTuTu Benchmark XOOM Wi-Fi TBi11M
Android 3.2
EeePad TF201
Android 3.2.1
Sony Tablet S
Android 3.1
Sony Tablet S
Android 4.0
Sony Tablet P
Wi-Fiモデル
Android 4.0
バージョン v2.7.3 v.2.5.4 v2.1 v2.7.3 v2.7.3
RAM 743 2217 819 835 832
CPU integer 1288 3722 1170 1436 1456
CPU float-point 1107 2922 1018 1102 1102
2D graphics 289 291 293 294 230
3D graphics 872 1189 811 880 958
Database IO 307 345 325 260 365
SD card write 93 146 95 85 112
SD card read 184 192 192 193 191
Total score 4883 11022 4723 5084 5226

 結果を見ると、Android 4.0にアップデートすると、Android 3.2の状態よりもパフォーマンスが向上する可能性がありそうだ。もちろん、Tegra 3搭載のEee Pad TF201には大きく負けているが、実際にRECOPRAなどのアプリを利用していて動作に支障を感じることはなく、十分満足できるパフォーマンスが備わっていると考えていい。

 今回、Sony Tablet PシリーズのWi-Fi対応モデルとなるSGPT213JP/Hと、Android 4.0アップデートによる機能強化について見てきたが、一番強く感じたのは、Android 4.0アップデートによって、Sony Tabletの魅力が大きく高まるというものだ。もちろん、その魅力を余すところなく享受するには、RECOPLA対応のBDレコーダーも必要になる。しかし、既に所有している人にとっては、Sony Tabletは必需品といってもいいほど魅力的な存在となる。また、新たに発売されるSGPT213JP/Hは、従来モデルよりも販売価格が1万円以上安価になり、購入しやすくなるという点も嬉しい。

 Android 4.0アップデートによって、従来までの独自の特徴が一部失われてしまうが、スモールアプリやRECOPLAなどの新機能は、それを補って余りある。Androidタブレットの最新モデルでは、Tegra 3などクアッドコアCPUを搭載する製品が登場しつつある中、独自機能の強化によって魅力を高めたSony Tabletシリーズは、独自機能の豊富さで、まだまだ魅力のある製品として存在感を示すことになりそうだ。

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(2012年 4月 16日)

[Text by 平澤 寿康]