デル、Broadwell-EPを搭載したプロ向けワークステーション

　デル株式会社は、CPUにBroadwell-EPのXeon E5-2600 v4シリーズを搭載したプロ向けワークステーション「Precision」シリーズ4製品を順次発売開始した。

　ラインナップは「タワー5810」、「タワー7810」、「タワー7910」、「ラック7910」の4モデル。タワー型は発売中、ラック型は4月中旬より発売開始する。

　いずれもXeon E5-2600 v4シリーズを採用。従来モデルより多コアや高クロックメモリを実現し、負荷が高いマルチスレッドアプリケーションを高速に処理。専門的なモデリングや分析に好適とする。また、ISV認定の取得や3年間のハードウェア限定保証の標準添付も特徴。

　独自の「Reliable Memory Technology PRO」と呼ばれる、メモリエラーをほぼ完全に抑制する機能を搭載。2,400MHz駆動のECCメモリオプションで提供でき、BIOSにて有効化することで利用できる。また、メンテナンスしやすい構造やカラーリングの筐体内部、アクティブ冷却採用のSSDオプション、タワー型でツールレスで外部から交換できる電源ユニットを備える。

　タワー5810はシングルソケットモデル、タワー7810はオプションでデュアルソケットも用意したモデル、タワー7910は最大3枚のハイエンドビデオカードを搭載可能な1,300W電源搭載や水冷オプションが用意されるハイエンドモデルとなる。一方ラック7910は2Uデザインのラックマウント型で、NVIDIA GRIDなどをサポートできる。

　タワー型についてはいずれも4月8日より発売開始されたとしているが、現時点で同社のホームページに掲載されているのは旧モデルのみ。リリースによると税別/送料込み最小構成価格は、タワー5810は481,162円から、タワー7810は394,962円から、タワー7910は461,762円から、ラック7910は606,462円からとなっている。