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日本HP、メモリを2TB搭載できるワークステーション

HP Z840 Workstation

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は、CPUにXeon E5-1600/2600 v3を搭載したワークステーション3モデルを10月下旬に発売する。

 「HP Z840 Workstation」は、デュアルプロセッサ構成が可能なモデル。CPUはXeon E5-2600 v3シリーズで、6コアのE5-2603 v3(1.6GHz)から18コアのE5-2699 v3(2.3GHz)までを選択可能。メモリも128GBを16枚搭載することで最大2TBまで拡張できる(ただし、選択できるOSのうちWindows 7 Professionalでは192GB、Windows 8.1 Proでは512GBまでしか利用できない)。最小構成の税別直販価格は231,500円。

 「HP Z640 Workstation」はZ840と同じ筐体とCPUだが、シングルプロセッサ構成のみの対応となり、対応メモリも256GBまでとなる。最小構成の税別直販価格は266,500円。

 「HP Z440 Workstation」は、Xeon E5-1600 v3シリーズを搭載したエントリーモデル。選択できるCPUは4コアのXeon E5-1603 v3(2.8GHz)から8コアのXeon E5-1680 v3(3.2GHz)まで。

HP Z640 Workstation
HP Z440 Workstation

 3モデルともにチップセットはIntel C612を採用。BTOによるカスタマイズで、ストレージは1TB~4TBのHDD、または256GB~600GBまでのSSD、ビデオカードはエントリー2D向けのNVS 315からハイエンド3D向けのQuadro K6000、DVD-ROMドライブやBDドライブなどを搭載可能。

 インターフェイスは、USB 3.0×9(うち1基は内部)、USB 2.0×4、Gigabit Ethernet(Intel I218LM)、シリアルポート、PS/2×2、音声入出力などを備える。オプションでThunderbolt 2やIEEE 1394bの搭載が可能。

 いずれもツールレスの筐体を採用する。本体サイズはおよび重量は、Z840が203×525×444mm(幅×奥行き×高さ)/約22.8kg、Z640が172×465×445mm(同)/約17kg、Z440が169×445×432mm(同)/約13.5kg。

 このほか、既存のモバイル向けワークステーション「HP ZBook 17 Mobile Workstation」、「HP ZBook 15 Mobile Workstation」のCPUをHaswell Refreshに一新し、M.2対応SSDを選択可能とした「HP ZBook 17 G2 Mobile Workstation」、「HP ZBook 15 G2 Mobile Workstation」も11月下旬に発売する。最小構成の税別直販価格は前者が34万円、後者が216,000円。

HP ZBook 17 G2 Mobile Workstation(実際の製品は日本語キーボード搭載)
HP ZBook 15 G2 Mobile Workstation(実際の製品は日本語キーボード搭載)

(劉 尭)