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AMD、Windows Embedded 8/Linux対応の組み込み向けSoC「AMD G」シリーズ

~PlayStation 4と同じJaguarコア

4月23日(現地時間)発表

 米AMDは23日、組み込み向けSoC「AMD G」シリーズを発表した。量産出荷は2013年第2四半期中。

 現行のAMD GシリーズがAPU+チップセットの2チップ構成であるのに対し、新AMD Gは各種I/Oコントローラも内蔵した1チップのSoC(System on a Chip)で、チップ面積は従来の19×19mm+23×23mmの890平方mmから、24.5×24.5mmの600.25平方mmへと縮小。

 CPUコアも、Bobcatコアから、PlayStation 4への採用が決まったJaguarコアになり、性能は113%向上。Atomに対しては125%高い。GPUについても、既存製品に対し20%向上し、Atomに対しては5倍の差をつけたとしている。その一方で消費電力は低減させた。

 用途はセットトップボックスやゲーム機、デジタルサイネージなど非PCの組み込み向けとなっており、対応OSもWindows 8 EmbeddedとLinuxとなっている。

 ラインナップは5モデルで、OEM価格は49~72ドル。主な仕様は下表の通り。

AMD Gシリーズの主な仕様
モデルナンバーコア数CPUクロックGPUブランドGPUクロックTDP
GX-420CA42.0GHz8400E600MHz25W
GX-415GA41.5GHz8330E500MHz15W
GX-217GA21.65GHz8280E450MHz15W
GX-210HA21GHz8210E300MHz9W
GX-416RA41.6GHz無しn/a15W

(若杉 紀彦)