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日本HP、薄さ15.7mm/約1kgでQHD対応の12.5型ノート

HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition(写真は英語版キーボード)

 日本ヒューレット・パッカード株式会社は、薄さ約15.7mm、重量約1kgで2,560×1,440ドット(QHD)表示に対応したビジネス向けノートPC「HP EliteBook Folio 1020 G1 Special Edition」を2015年4月中旬に発売する。価格は未定。

 新しいマグネシウムリチウム合金によるトップパネルとパームレスト、そしてカーボンファイバーによるボトムカバーを採用することで、最軽量構成時で約1kgの軽量性、そしてmicroSDカードの長さとほぼ同じ15.7mmの薄さを実現したモデル。米国で12月2日(現地時間)に発表されたが、日本でも投入する。

 CPUにはBroadwellアーキテクチャのCore M-5Y51(1.1GHz)を採用し、ファンレス機構を実現した。キーボードはバックライト付きで、日本語(JIS)配列モデルのみ、大型化したBackSpace/Enterキー、逆T字型のカーソルキーを備える。タッチパッド部分には、FeliCa対応のNFCを搭載する。

 付属する45WのACアダプタも改良し、コネクタ部がL字型となった。従来の「EliteBook 820」シリーズでも使えるドッキングステーションをサポートする。

 セキュリティ面では、自己修復可能なBIOS、暗号化機能、データ全消去機能、ポート利用禁止設定機能、指紋リーダーを搭載し、独自の管理ソフトウェア「HP Touchpoint Manager」に対応。vProが有効になっている構成では、Touchpointを使えば本体の電源がオフまたはスリープ時でもリモートでストレージをロック/消去できる(有償契約オプション)。

 本モデルは日本生産となるため、海外モデルとは異なり、BTOで選択可能な項目はストレージ、キーボード、OS、リサイクルラベルの有無のみに限られる。最小構成は、CPUにCore M-5Y51、メモリ8GB、128GB SSD(M.2接続)、QHD表示対応12.5型ワイド液晶ディスプレイ、OSにWindows 8.1 Update(64bit)を搭載する。また、全世界1,300万カ所を超えるWi-Fiホットスポットで使える「iPass」1年間利用権が付属する。

 インターフェイスは、USB 3.0×2、microSDカードスロット、HDMI出力、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、92万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

 バッテリは4セルリチウムポリマーで、1,000回充放電に対応する。駆動時間は最大約7.6時間(JEITA 2.0)。本体サイズは310×210×15.7mm(幅×奥行き×高さ)。

 なお、筐体の素材をアルミニウムとマグネシウムに、液晶ディスプレイを1,920×1,080ドット(フルHD)に変更した下位モデル「HP EliteBook Folio 1020 G1」も2015年3月に発売する。価格は未定。こちらの重量は約1.2kgとなる。

 HP EliteBook Folio 1020 G1については、米軍調達基準のMIL-STD 810Gに準拠し、11万5千時間におよぶ落下/衝撃/極端な高音/低温環境などのテストをクリア。同Spacial Editionについては現在試験中となっている。

(劉 尭)