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ネットワールド、Windows 7/8上で動作するIE6互換ブラウザ「LIBRA」
(2014/4/24 11:56)
株式会社ネットワールドは、サポートが終了したWindows XPで動作する「Internet Explorer 6」(以下IE6)と互換性を持ち、Windows 7/8上で動作するWebブラウザ「LIBRA」を発表した。
企業などにおける既存システムの低コスト移行を目的としたもので、問い合わせフォームまたは同社の営業担当経由で利用を申し込みすることで利用できる。ただし個人向けには提供されない。
ソフト自体は5月下旬より無償提供するが、保守サポートの提供は行なわない。またカスタマイズや事前検証、動作確認などの導入作業も有償となり、移行作業後の正常動作の確認を前提とした成功報酬型サービスとして提供する。
LIBRAはWindows 7/8が持つネイティブのIEコンポーネントを用いて、IE6と同様の振る舞いをすることで互換性を持たせたWebブラウザ。Microsoftは同一OS上で複数のIEを稼働させることを許諾していないが、この方法によりライセンス問題を回避した。
また、ソフトウェアの動作に必要なレジストリ情報やシステムファイルをカプセル化するアプリケーション仮想化技術「VMware ThinApp」なども存在するが、MicrosoftはIE6をOSと切り離してカプセル化することを許諾していないため利用できない。LIBRAを用いることでこの問題も回避できるとしている。