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ブラザー、新エンジンで高速化したA3対応インクジェット複合機

~両面自動印刷対応のSOHO向けA4カラーレーザー複合機も

MFC-J6970CDW
10月上旬より順次発売

価格:オープンプライス

 ブラザーは26日、従来モデルで最大2倍の印刷速度高速化を実現したA3対応インクジェットや、両面自動印刷が可能なA4対応カラーレーザーなど、ビジネス向け複合機5製品を発表。10月上旬より順次販売が開始される。価格は全てオープンプライス。

 インクジェット複合機ブランド「PRIVIO」(プリビオ)シリーズは、個人向けの新製品を8月に発表済み。今回、ビジネス向けの新モデルが発表された。ビジネス向けのサブブランド“WORKS”シリーズに2製品、新機能を率先して導入する“NEO”シリーズに1製品が投入される。

MFC-J6570CDW

 WORKSシリーズの「MFC-J6970CDW」および「MFC-J6570CDW」は、A3印刷/A3スキャンに対応し、FAXも搭載する複合機。それぞれ、発売が11月上旬、12月上旬。直販価格は64,980円、45,980円。

 新エンジンと35mmのプリントヘッドにより、印刷速度をモノクロ22ppm/カラー20ppm(従来モデルはモノクロ12ppm/カラー10ppm)へ高速化した。A3までの自動両面印刷機能も搭載する。

 スキャナ部もA3に対応するほか、A4原稿を横向きに給紙する高速スキャンモードも備える。MFC-J6970CDWは、2本のCISユニットを備えることで両面同時A3スキャンに対応する。

 主な仕様は共通しており、プリンタ部は解像度が6,000×1,200dpi、インクは独立4色、インク液滴量は1.5pl、対応用紙はA6~A3/レター/リーガル/エグゼクティブ/L~2L判/はがき/封筒など。スキャナ部は解像度が2,400×2,400dpi、出力カラー階調が24bit、A4スキャン速度がカラー3.5秒/モノクロ3.4秒、ADF給紙が35枚など。給紙枚数はJ6970CDWがトレイ250枚×2/手差し1枚、J6570CDWがトレイ250枚/手差し1枚。

 インターフェイスはUSB 2.0、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN。Wi-Fi Directに対応するほか、スキャンデータをメール送信する機能などのクラウドサービスも提供される。液晶はタッチ対応で、J6970CDWが3.7型、J6570CDWが2.7型。

 本体サイズ/重量はMFC-J6970CDWが553×433×310mm(幅×奥行き×高さ)/16.4kg、MFC-J6570CDWが553×433×247mm(同)/14.3kg。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/Server 2003/2008/2012、Mac OS X 10.5.8以降。

MFC-J4910CDW

 NEOシリーズに追加される「MFC-J4910CDW」は、奥行き290mmでA3印刷/A4スキャンに対応するFAX付き複合機。発売は12月上旬、直販価格は45,980円。

 奥行き290mmのサイズでA3印刷に対応。従来モデルでは手差しによりA3用紙を1枚ずつしか給紙できなかったが、下段トレイを伸縮する構造にすることで複数枚のA3用紙をセットできるようにした。自動両面印刷にも対応する。

 主な仕様はプリンタ部が、解像度6,000×1,200dpi、4色独立インク、インク液滴量1.5pl、印刷速度がカラー10ppm/モノクロ12ppm、給紙枚数がトレイ150枚+250枚/手差し1枚、対応用紙はA6~A3/レター/リーガル/エグゼクティブ/L~2L判/はがき/封筒など。スキャナ部は解像度が2,400×2,400dpi、出力カラー階調が24bit、A4片面スキャン速度がカラー/モノクロ3.4秒、ADF給紙枚数が20枚など。

 インターフェイスはUSB 2.0、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN。Wi-Fi Directやクラウドサービスにも対応。液晶はタッチ対応3.7型。

 本体サイズは480×290×254mm(同)、重量は11.7kg。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/Server 2003/2008/2012、Mac OS X 10.5.8以降。


 A4カラーレーザー「MFC-9340CDW」は、レーザー複合機のブランド「JUSTIO」(ジャスティオ)シリーズの新製品。発売は10月上旬、直販価格は69,980円。

 印刷速度がカラー/モノクロとも22ppmと、従来機の同16ppmから高速化。自動両面印刷や、2本のCISユニットによる自動両面スキャンにも対応する。

 主な仕様は、プリンタ部が解像度600×600dpi、給紙枚数がトレイ250枚/手差し1枚、対応用紙がA6~A4/レター/はがき/封筒など。スキャナ部は解像度が1,200×2,400dpi、出力カラー階調が24bit、A4片面スキャン速度がカラー3.09秒/モノクロ2.32秒、ADF給紙枚数が35枚など。

 インターフェイスはUSB 2.0、Ethernet、IEEE 802.11b/g/n無線LAN。Wi-Fi Directやクラウドサービスのほか、NFCを利用した印刷/スキャンを行なう「タッチdeプリント&スキャン」にも対応する。液晶はタッチ対応の3.7型。

 本体サイズは410×483×410mm(同)。重量は約23.5kg。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/Server 2003/2008/2012、Mac OS X 10.6.8以降。

 このほか、エントリー向けのFAX/受話器付きA4モノクロ複合機「FAX-2840」も発表。発売は10月上旬、直販価格は45,980円。

MFC-9340CDW
FAX-2840

(多和田 新也)