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日本HP、VRも可能なPascal版Quadro搭載モバイルワークステーション

HP ZBook 17 G4 Mobile Workstation

 日本HP株式会社は、Kaby Lake搭載モバイルワークステーション「HP ZBook」シリーズ3モデルを5月中旬に発売する。

 2016年1月に発表した「HP ZBook G3」シリーズのコンセプトを踏襲しながら、CPUには第7世代CoreプロセッサまたはXeonプロセッサを搭載した。

 17型の「HP ZBook 17 G4 Mobile Workstation」では、新たにPascalアーキテクチャベースのQuadro P5000(16GB)を搭載し、GPU性能を大幅に向上させ、VR Readyとなった。

HP ZBook 17 G4ではVIVEといったVRヘッドセットを利用してVRコンテンツを体験できる

 主な仕様は、CPUにXeon E3-1535M v6(3.1GHz)、メモリ32GB、512GB SSD、1,920×1,080ドット表示対応17.3型非光沢液晶ディスプレイ、OSにWindows 10 Proを搭載し、価格は598,000円より。

 インターフェイスは、Thunderbolt 3×2、USB 3.0×4、HDMI出力、SDカードスロット、Gigabit Ethernet、IEEE 802.11ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、720p対応Webカメラ、音声入出力を備える。

 バッテリは6セルリチウムイオン。本体サイズは420×280×33mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約3.14kgとなっており、従来のHP ZBook 17 G3から若干厚さと重量が増している。

 このほか、15.6型の「HP ZBook 15 G4 Mobile Workstation」は税別価格22万円から、薄型筐体の「HP ZBook Studio G4 Mobile Workstation」は税別価格288,000円からとなっている。

 旧モデルと比較するとCPUがKaby Lake世代となったほか、GPUは前者がQuadro M1000M(下位モデル)/M2000M(上位モデル)からそれぞれM620(下位モデル)/M2200(上位モデル)、後者がM1000M Special EditionからM1200へと変更されている。

HP ZBook 15 G4 Mobile Workstation
HP ZBook Studio G4 Mobile Workstation