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紙のメモを手放せないあなたへ。手書き×AIで、ミーティングメモが"使える資産"に変わる

メモは手書き派という人にお勧めしたいマウスコンピューターの2in1「mouse M2-ICU01BK-A」

 業務上のメモは今も紙とペンで手書きしているという人はまだまだ多いだろう。すぐに書き始められるし、アナログな手触り感が記憶に残りやすいと感じるところもある。キーボードやマウスだと自由な位置、サイズ、形状で書くのが難しく、直感的ではなかったりするのも事実だ。なら、スタイラスペンで画面に手書きするかといっても、アナログに比べて「手軽さ」や「スピード感」に欠けている、と思う人もいるのではないだろうか。

 しかし、最新のAIエージェント、とりわけ「Microsoft Copilot」の登場によって、その常識は過去のものになりつつある。手書きした雑多なメモから瞬時に議事録やタスクリストを生成したり、ラフなポンチ絵を整ったプレゼン資料の図版に変換したりと、AIが手書きのアナログな情報とデジタルデータとの橋渡しを強力にサポートしてくれるのだ。もはやデジタル手書きは、単なる「紙の代替」を超えた生産性向上ツールへと変貌を遂げている。

 今回は、そんなAI時代のワークスタイルに最適なマウスコンピューターの2in1「mouse M2-ICU01BK-A」(以降、mouse M2。直販価格18万4,800円より)を使いつつ、Copilotを活用した最新のデジタル手書き事情をチェックしてみたい。

AIエージェントのCopilotが手書きのデジタル化を強力に支援

 これまでずっと紙に手書きだったところから、一度はタブレットやPCに移行してはみたものの、やっぱり紙にメモするのが一番しっくりくるので結局アナログに戻した、なんてパターンは少なくないと思う。

 デジタル化しようとしたときに課題になったのはどんなことだろうか。反応が遅くて思考に追いつかず、そのせいで記憶に残りにくい。キーボード操作は直感的でなく、しかもタイプ音が騒々しい。小さな画面では手書きで細部を表現しにくい、といったあたりが壁になっていただろうか。

 一方で、紙を使ったアナログな手書きについてもやはり課題はある。結局PCでデータ化しなければならず、そのためにメモのページをたぐってキーボードで打ち直したり、スキャンして画像にしたり、といったひと手間、ふた手間が発生する。

紙に手書きするのは慣れのおかげで楽かもしれないが、データとして活用するには手間がかかる

 それが面倒なので放置して、どうしても必要になったときにメモを引っ張り出して当時を思い出すという人もいるはずだ。常にメモ帳やペンを持ち歩く必要もあって、しかも消耗品なので頻繁に補充が必要、というのもデメリットかもしれない。

 であるなら、アナログな感触を保ちつつ、自分の思考をすぐさま正確に画面に反映できて、そのうえで楽にデータ化して再利用可能、というように従来の課題をクリアできればデジタル化へのモチベーションにもつながるのではないだろうか。

 その意味で、昨今のAIトレンドは追い風だ。特にWindowsやオフィス系アプリと密接に連携するAIエージェント「Microsoft Copilot」によって、これまでデジタル化に二の足を踏んでいたユーザーも移行しやすい状況になっている。

WindowsやMicrosoft 365のオフィスアプリに統合されているCopilotにより、デジタル手書きはさらに利便性が高まっている

 そんな中で、2in1のmouse M2とCopilotの組み合わせは、デジタルでの手書きにどんな利便性を与えてくれるのだろうか。3つのシチュエーションから探ってみよう。

その1: OneNoteの手書きメモを議事録、タスクリストに

 手書きでメモを取るときに便利なツールの1つが、Microsoft 365に含まれるアプリの1つ「OneNote」だ。キーボードからテキスト入力してメモを取ることも、指先やペンを使ったタッチ操作で文字を手書きしていくこともできる。

Microsoft OneNote

 テキスト入力でも手書きでも、キャンバスの自由な位置に挿入・描画していけるのがOneNoteの便利なところ。そして、OneNoteに統合されたCopilotの機能を利用すると、手書きした内容もテキストデータに変換することが可能だ。

 たとえば社内外の会議やチームメンバーとの打ち合わせ、出先でのヒアリングなどでは、OneNoteの「ノートブック」、または「クイック ノート」を開いて、今までの紙のメモ帳と同様にまずは画面に手書きしてメモを取ることに集中しよう。立ち話であってもタブレット画面への手書きなら無理なくこなせる。

まずは画面に手書きしてメモを取る

 ひと段落したら、手書きしたものを選択状態にして「Copilot」ボタンをクリックし、「これを議事録にまとめて」などとチャット画面に入力する。雑に手書きした内容でもAIがうまく読み取り、整形された議事録テキストにして出力してくれるのだ。あとはコピペでテキストファイルやWordファイルに差し込めばよい。

画面右上の「Copilot」ボタンをタップ
手書きしたものを選択状態にして、チャット画面で「議事録にまとめて」などと入力
AIが手書き内容を読み取り、テキスト出力してくれる。これをWordファイルなどにコピペしよう

 単純に議事録に起こすだけでなく、さらに「ワンステップ先」のアクションにつなげることも可能だ。先ほどの指示と同時、もしくは後に続けて「次にやるべきことを抽出してタスクリストにして」のように指示すれば、誰(どの部署)がいつまでに何をすべきかが分かる一覧を生成できる。

「次にやるべきことを抽出してタスクリストにして」と指示するとタスクが箇条書きされるので、これを参考に実作業を進めていこう
マークダウン形式にして管理するのもアリ

 紙のときは「メモを取る→それを見てキーボードでタイプし直す→議事録にまとめる(AIに読み取らせる)」という手間の多い3ステップだった。それが、OneNote &タブレットPCなら「メモを取る→Copilotに議事録にしてもらう(&タスクリストも生成する)」という密度の高い2ステップに短縮することになるわけだ。

 会議終了後わずか数分でメンバーへの共有まで完了させられるし、自分のタスクの洗い出しも終わっているのですぐに実作業に入ることもできる。デジタル手書きとCopilotの組み合わせは、明らかな効率アップを実現してくれるのだ。

その2: ラフなポンチ絵からPowerPointの整ったスライドに

 ミーティングのメモは文字ばかりとは限らない。ときには分かりやすく図で表現することもあるだろう。そして、その内容をプレゼン資料に盛り込みたいときもあるはず。こうしたシチュエーションでもCopilotが役立ってくれる。

 先ほどと同様、OneNoteに図を手書きし、それを選択してクリップボードにコピーしたら、プレゼン資料のページに画像として貼り付ける。続いてPowerPoint上でCopilotを呼び出し、「きれいな図にして」と指示しよう。

OneNoteで手書きしたラフな図版をコピー
PowerPointに画像で貼り付けて「きれいな図にして」と指示

 そうすると図のデザインテイストなどを確認してくるので、作成中のプレゼン資料の雰囲気に合いそうなものを選択肢から選ぶ。もしくは必要に応じて追加の指示を加える。少し待てば、ラフな手書きの図形がきれいなアートワークに生まれ変わるだろう。

 紙に手書きした図だと、それを見ながらあれこれ試行錯誤しつつPowerPointで図形を組み合わせて1つ1つ作り上げていかなければならなかった。でもタブレットPCなら「OneNoteの手書き→PowerPointに貼り付け→Copilotに依頼」というシンプルな最小限の手順で、そのまま提出できるクオリティの資料ページが完成する。

いくつか追加で質問されることがあるので、選択肢から選んでいく
ガタガタだった手書きの図版も、きっちりとしたアートワークに

 とはいえ、OneNoteで議事録を自動作成するときもそうだが、あまりにラフな文字だと誤認識して、手で修正しなければならないときもある。それでも「紙のメモを見て1から作り直す」のと「自動生成されたものを一部修正する」のとでは、労力は全く違うはず。

 また、業務によってはデバイスが持ち込めないなどどうしても紙に手書きするしかないケースもあるかもしれない。そのときはmouse M2が備えるカメラでメモを撮影し、それをPowerPointで取り込んでCopilotに画像認識させ、テキストやスライドにする、といった方法もとれる。

手書きメモをカメラで撮影してPowerPointに貼り付け、「きれいな図にして」などと指示すると……
あっという間に円グラフが完成した

 文字起こしを主体としたこういった作業は、人が時間をかけて手でやったとしても、AIがやったとしても、最終的にはクオリティに差が出にくい部分でもある。だからこそ、省ける手間は積極的に省いて、人間の方では「手でやると差が出る部分」や「人にしかできないこと」に時間をかけるべきなのだ。

その3: インパクトある挿絵を秒で生成

 反対に、「AIにお願いすると人間よりクオリティが高くなりやすい部分」もある。その1つがイラスト作成だ。

 プレゼン資料などでは、訴えたいことを分かりやすくイメージさせるためのイラストを挿入したくなるときが多々ある。それは製品のイメージかもしれないし、製品を使っているユーザーの姿を表現したものだったりするかもしれない。

 ただ、絵心のある人ならともかく、そうでないビジネスパーソンだと頑張っても「下手で分かりにくい絵」になってしまいがち。ともすると資料の全体的な信頼性やクオリティまで下げてしまいかねないだろう。

 なので、今まではフリーの画像素材をつぎはぎすることが多かったと思う。が、必ずしも自社のテイストに合ったものになるとは限らないし、「どこかで見たことのある雰囲気」になる恐れもある。案件獲得に向けたコンペ用の資料だったりすると、提案相手の心証にも良くない影響がありそうだ。

 なので、できるだけ自社や提案内容にマッチした挿絵を使いたい。そんなときに覚えておきたいテクニックが、「ペイントで画像生成する」というものだ。Windows標準の画像作成ソフト「ペイント」にも、今はCopilotによる「Image Creator」というAI機能が統合され、これが資料作成に大いに活躍してくれる。

ペイントでおおざっぱに絵を描く
Copilotアイコンから「Image Creator」を呼び出す
「現在のラフを元に○○を生成して」と依頼すると、アレンジした画像を生成してくれる

 たとえば骨組みのようなラフ画をペンで描き、「このイラストを元に○○を生成して」のように依頼すれば、ラフ画を参考にしたイラストを作り出してくれるのだ。

 人間のキャライラストを作りたいときは、雑な棒人間を描くだけでもいい。あとはシーンやテイストなどを指示するプロンプトで補足して少し待てば出来上がり。イメージしやすく説得力もある、見栄えのいい資料に仕上げていけるだろう。

手書きに適したペン付属、高解像度で軽量な2in1「mouse M2」

 このようなデジタル手書きに最適な2in1が、今回参考のために使用した「mouse M2」だ。

mouse M2

 12.6型のディスプレイは2,560×1,600ドットの高解像度で、16:10の縦にやや広いアスペクト比。狭額縁デザインとなっており、高輝度・広色域の有機ELを採用している。

 特に輝度については、屋内だと10%程度に設定していてもくっきり見えるほどの鮮やかさだ。100%にすれば強い日差しにも負けないので、屋外の直射日光下で使わなければいけない場面にも適している。

強い日差しの屋外でも視認性を高く保てる有機ELディスプレイ

 手書きには、MPP2.0対応のアクティブスタイラスペンが付属する。4,096段階の筆圧検知で繊細に強弱をつけながら描画できる本格的なもの。本体カバーのホルダーやマグネットで固定して、一緒に持ち運べる。ガラス面に書くことになるので、ツルツル感はある。紙のような書き心地が欲しいなら別途そのような質感の保護フィルムを使うのも手だろう。

筆圧検知4,096段階のスタイラスペン
ホルダーやマグネットでくっつけて持ち運べる

 本体の単体重量は、実測約690g。付属のカバーキーボードを装着しても約1.26kgで、さらにペンを加えたところで約1.27kgと増加はわずかだ。カバーごと持ち運んでも機動力が損なわれない軽量なモデルといえる。

付属の着脱式キーボード
付属の背面カバー
カバーとキーボードを付けた状態でも約1.26kgと比較的軽量

 インターフェイスにはUSB 3.2 Gen 1 Type-Cポートを2基装備し、マルチモニター環境を構築することも可能。持ち運ぶときは手書きタブレットに、デスクワークではマルチモニターなノートPCにと、シチュエーションに応じて切り替えながらコンパクト&パワフルに使えるのがmouse M2の魅力だ。

USB 3.2 Gen 1 Type-Cポートを2基装備。1つはモニターに、もう1つはほかの周辺機器に、といった使い分けがしやすい

人間にしかできない価値を生み出すためにもタブレットでデジタル化を

 慣れ親しんだペンと紙をいきなり捨てる、というのは少なからず抵抗があるかもしれないけれど、今はPC性能とAIの力で間違いなく利便性の高いデジタル化が可能になっている、ということは覚えておきたい。

 手書きメモをデジタル化する利点は、今後の仕事に役立つ「情報資産」として残せることにもある。それによって日常業務をもっと効率化し、人にしかできない価値を生み出していくことにもつながるはず。

 これからのAI時代、効率化できるところは効率化し、人が強みを発揮できるところにはしっかり時間をかける、というのが当たり前になってくる。その第一歩として、mouse M2とCopilotを組み合わせたワークスタイルにぜひチャレンジしてみてほしい。