米下院、議員のChatGPT使用を制限

　Axiosは27日(米国時間)、米下院が下院職員に対して対話型AI「ChatGPT」の使用を制限したと報じた。

　同誌が入手した、下院の行政長官であるCatherine L. Szpindor氏が26日(米国時間)に下院職員宛てに送ったメールによると、ChatGPTを使用する場合には有料版の「ChatGPT Plus」のみ使用を許可するとしたほか、ChatGPTに関して下記の規則を設けたという。

• ChatGPTの使用は、業務をどのように改善できるかといった、研究および評価用途のみ使用を許可し、通常業務のワークフローへの組み込みは禁止。
• 機密性の高いデータの入力は禁止。
• デフォルトで無効となっている、チャット履歴が学習に利用されないようにするプライバシー設定を有効にしたうえで使用すること。

　なお、本規則は上下両院がAIを規制する法案の制定を急ぐ中で決められたもので、暫定的なものであるという。