LG、HDR表示対応の31.5型4K液晶ディスプレイ「32UD99」

　LGは、CES 2017開催に合わせ、液晶ディスプレイ新モデルを発表し、CES会場ブースで展示した。以下、それら新製品を紹介する。

32UD99

32UD99

　「32UD99」は、HDR表示に対応する31.5型4K液晶ディスプレイ。HDR 10規格をサポートしており、ピーク時最大550cd/平方mの高輝度や、高コントラスト比を実現。DCI-P3カバー率95%の広色域表示にも対応するとともに、カラーキャリブレーションもサポートしており、プロレベルの映像処理用途に最適としている。また、AMD FreeSyncに対応し、応答速度は5ms(中間色)と高速なため、ゲーミング用途にも対応する。

　液晶サイズは31.5型で、表示解像度は4K(3,840×2,160ドット)。パネルの種類はIPS。上下左右の4辺が狭額縁仕様となっている点も特徴。映像入力は、USB Type-CとDisplayPort 1.2、HDMI 2.0a×2を備える。USB Type-CはUSB PDもサポートし、最大60Wの電力供給が可能。そのほか、5W+5Wのステレオスピーカーも内蔵している。発売時期および価格は未定。

左側面

背面

31.5型IPSパネルを採用。4辺狭額縁仕様で、サイズもコンパクト

HDR表示に対応し、ピーク時最大550cd/平方mの高輝度かつ、高コントラスト比。DCI-P3カバー率95%の広色域表示にも対応

縦画面での利用も可能。4辺狭額縁仕様で、複数枚を並べて利用する場合でもギャップがほぼ気にならない

映像入力は、USB Type-C、DisplayPort 1.2、HDMI 2.0a×2を備える。USB Type-Cは最大60WのUSB PDもサポート。そのほか、USB 3.0ハブ機能も備える

底面に5W+5Wのステレオスピーカーを搭載

32UD89

32UD89

　「32UD89」は、32UD99同様、4K(3,840×2,160ドット)表示に対応する31.5型液晶を搭載する液晶ディスプレイ。こちらはHDR表示をサポートしていないが、DCI-P3カバー率95%、sRGBカバー率99%の広色域表示や、カラーキャリブレーションもサポートしており、こちらもプロレベルの映像処理用途に対応。また、本体デザインは32UD99とほぼ同じ4辺狭額縁仕様で、スタンド部はピボット機構を採用し縦画面での利用も可能。液晶パネルの種類はIPSで、応答速度は5ms(中間色)、AMD FreeSyncにも対応する。

　映像入力は、USB Type-CとDisplayPort 1.2、HDMI 2.0×2を備える。USB Type-CはUSB PDもサポートし、最大40Wの電力供給が可能。そのほか、5W+5Wのステレオスピーカーも内蔵している。発売時期および価格は未定。

右側面

スタンド

映像入力は、USB Type-CとDisplayPort 1.2、HDMI 2.0×2。USB Type-Cは40Wの電力供給が可能

34UM79M

34UM79M

　「34UM79M」は、アスペクト比21：9の34型ウルトラワイド液晶ディスプレイ新モデル。Chromecast機能を内蔵する点が特徴で、別途アダプタを用意することなく、スマートフォンやタブレットなどの映像をワイヤレスで表示できる。

　液晶サイズは34型で、表示解像度は2,560×1,080ドット。パネルの種類はIPSで、平面パネルを採用。sRGBカバー率99%の広色域表示もサポート。AMD FreeSyncにも対応している。映像入力はDisplayPortおよびHDMIを1系統ずつ用意。7W+7Wのステレオスピーカーも搭載する。こちらも発売時期と価格は未定。

Chromecast機能を内蔵し、スマートフォンやタブレットからワイヤレスで映像表示が可能

映像入力にChromecastの項目が用意されている

左側面

映像入力はDisplayPortとHDMIを1系統ずつ用意

軽量モバイルノート「gram」の詳細スペック

　関連記事で紹介したように、LGはCES 2017に合わせて軽量モバイルノート「gram」シリーズ新モデルを発表した。その後、比較的詳細なスペックが判明したのでお伝えする。

　なお、関連記事では、13型モデルの重量を890gとお伝えしているが、公開されたスペックでは約939gとなっている。当初890gとお伝えしたのは、CES Unveiled時に説明員から、「内蔵するバッテリ容量など仕様の違いによって、890gから1,090gの間に収まる」とのコメントを得ていたためだ。ただ、この点についてブースの説明員に改めて聞いてみたが明確なコメントはなく、スペック違いによる重量差があるかどうかは不明だ。