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BlenderもCADも動かすAI、Tencent「Hy4」が数日中に重み公開へ
2026年11月5日 18:56
中国のSNS/ゲームパブリッシャー大手のTencentが繰り出す新モデルは、“世界をリードするオープンソースAIモデルの1つ”をうたう。Tencentは11月4日(中国時間)、大規模言語モデル「Tencent Hy4」を発表した。「Tencent Cloud TokenHub」や「WorkBuddy」、「CodeBuddy」など同社のサービスですでに利用できる。モデルの重みとシステムカードは数日中に公開する予定。
Hy4は、同社のAIモデル「Tencent Hy」シリーズの最新世代にあたるLLM。オフィス業務やWeb/ゲーム開発、金融分析、科学研究といった実務タスク向けに、指示追従や長い文脈の理解、長時間にわたるエージェント型タスクの実行能力を高めた。8月に公開したプレビュー版「Hy4 preview」に続くモデルで、新たに視覚理解とコンピュータ操作の機能を搭載した。
視覚理解では、細かな画像処理、複雑なチャートの分析、数学的な視覚推論などに対応する。コンピュータ操作では、コマンドラインとGUIの両方を操作でき、BlenderやCADといった専門ソフトウェアについても専用の学習を行なったという。
同社が公開したベンチマーク比較では、「GLM-5.3」や「DeepSeek-V4.1-Flash-1017」を多くの項目で上回った。一方、「GPT-6.1 Sol」に対しては、AutomationBench v1.0.6(56.2対51.4)などで上回ったが、多くの項目では下回った。また「Claude Opus 5.5」に対しては大半の項目で下回った。
実世界の金融シナリオを学習したことにより、専門的な金融分析にも最適化しており、ファンド調査、証券分析、定量的な投資戦略のワークフローも理解しているという。579の実世界の金融タスクにおける成績では、Hy4が中国のほかのモデルを抑えて1位となった。ハルシネーション率も、Hy4 previewの12.95%から7.2%に低下し、裏付けのない仮定に起因する誤回答は23.1%から5.6%に減少したという。
さらに、Tencent Interactive Entertainment Groupの開発者と協業することにより、ゲーム開発能力も大幅に高まった。Unreal Engine、Unity、Godotなどの主要エンジンと深く統合し、複雑なゲームロジックとマルチプレイヤー実装に対応した。このほか、科学研究能力も高めている。
セキュリティ面では、モデルのトレーニングとリリースの全過程でセーフガードを取り込んだ。概念実証(PoC)の開発と脆弱性の修復を優先する、防御的なセキュリティデータで学習され、リバースエンジニアリングとペネトレーションテストを取り入れた。一方、エクスプロイトといった攻撃的な資料は学習データセットから明示的に除外した。基礎的な生物学知識を有しているが、オープンエンドな実験設計の能力はフロンティアモデルと比べて限定的だという。
API価格はHy4 previewから据え置きで、100万トークンあたり入力が約0.90ドル(約142円、1ドル=158円換算)、出力が2.70ドル(約427円)、キャッシュ入力が0.045ドル(約7円)。Tencent Cloud TokenHubでは12月31日まで通常価格の50%オフで利用できるほか、WorkBuddyとCodeBuddyは11月15日まで無料で利用できる。APIはOpenRouterなどサードパーティのプラットフォームでも提供を進めている。また、コスト効率をさらに高めた「Hy4 Flash」も近日中に投入する予定。














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