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Google、最上位AI「Gemini 4 Argon」を一般提供開始

 Googleのフロンティアモデルが、有料プランとAPIの利用者向けに提供された。Googleは10月14日、大規模言語モデル「Gemini 4 Argon」の一般提供を開始した。開発者/企業向けにはAI StudioおよびGemini API、Google AI UltraユーザーにはGoogle Antigravity、Google AI UltraおよびProユーザーにはGeminiアプリとGoogle検索のAIモードを通じて順次展開する。

 Gemini 4 Argonは、コーディング、金融、法務、サイバーセキュリティ、科学といった領域で、複数ステップにわたる複雑なタスクを深く掘り下げて遂行する「ディープワーク」に特化したモデル。各領域のベンチマークでほかのフロンティアモデルを上回ったとし、主要な経済セクターでの性能を測る「Vals Index」では1位を獲得したという。Gemini APIでは入力と出力を合わせて100万トークンの統合制限に対応し、より長く深く思考できる。

 API料金は11月30日まで「導入価格」が適用され、入力100万トークンあたり2ドル(約317円、1ドル158.3円換算)、出力100万トークンあたり10ドル(約1,583円)。キャッシュされた入力トークンは95%オフとなる。導入価格の終了後は入力4ドル(約633円)、出力20ドル(約3,166円)となる。

 Google社内ではすでに、Webブラウザ「Chromium」の約4,000万行のコードベースにおいて、約600万行のレガシーなブラウザ機能フォルダからWebページのコア処理を分離するリファクタリングに活用しており、通常なら数カ月かかる作業を数週間で完了させたという。

 また同社のエージェント開発フレームワーク「Agent Development Kit」の最適化を一晩で自律的に行なったり、vLLM上でのGemma 4 E2Bの推論を2.85倍高速化したりといった実績もある。

 安全面では、Frontier Safety Frameworkのもとで多層防御を導入し、外部によるバイオ関連のレッドチーミングで突破されたサブタスクは1%未満、間接的プロンプトインジェクション耐性を評価するGray Swanベンチマークでは、15回の適応型攻撃試行での攻撃成功率を0.7%に抑えたとしている。

 このほか、科学者や研究者を対象にGoogle Antigravityの最上位利用枠を6カ月間無料で提供するプログラムの応募を受け付けている。サイバーセキュリティの担当者向けには、サイバー関連のガードレールなしでArgonを利用できるFairwindプログラムへの参加申請も受け付けている。