ATOKが実質2倍の値上げ。月額330円のプラン廃止

　ジャストシステムは11月25日、日本語入力ソフト「ATOK」のサブスクリプションプランを「ATOK Passport[プレミアム]」に統合したと発表した。新料金形態は同日より適用されている。これまで提供してきた下位プランが廃止されるため、一部のユーザーにとっては実質的な値上げとなった。

　ATOKは、2018年に単体の買い切りパッケージ版を廃止。月額/年額制のサブスクリプションサービス「ATOK Passport」として提供しており、これまでは上位のATOK Passport[プレミアム](月額660円/年額7,920円)と、下位のATOK Passport[ベーシック](月額330円)が選択できた。

　しかし、今回これらを上位のATOK Passport[プレミアム]へと統合。上位プラン自体の料金は変わっておらず、年間または月間プランの選択は引き続き可能だが、そのほかのプランが廃止となるため、そちらのユーザーにとっては実質的に値上げとなったかたち。

　現在ATOK Passport[ベーシック]を契約している場合、2026年1月31日まではそのままのプランを継続して利用可能。2026年1月8日に自動的にATOK Passport[プレミアム]に移行されるが、1月中は月額330円のままとなり、2月1日以降は新プランの月額660円が適用される。

　なお、「ATOK for Windows月額版」「ATOK for Mac月額版」は2026年1月31日までそのままの料金で利用可能。「ATOK for Android」は2025年12月24日以降契約の更新ができなくなる。ともにサービスが終了となるため、継続して利用したい場合はATOK Passport[プレミアム]の契約が必要となる。