Pixel 7が特許侵害で国内販売差し止め。Pixel 8/9にも波及の可能性

　東京地方裁判所は24日、Googleの日本法人であるグーグル合同会社が韓国Pantechの持つ標準必須特許(SEP)を侵害したとして、日本国内におけるPixel 7シリーズの販売差し止めを命じた。

　Pantechの持つ4G/LTE関連の標準必須特許が、Pixel 7シリーズにおいて無断で使用されているとしたもので、2023年にPantechがグーグル合同会社を相手取って訴訟を起こしていた。東京地裁はこれを認めた上で、FRAND(公正、合理的かつ非差別的)宣言されている本特許について、グーグル側がライセンス契約を回避しようとするなど不誠実で非協力的な態度だったとして、販売の差し止めを命じた。

　Pixel 7シリーズはすでに直販などでの販売が終了しているが、韓国メディアETnewsによれば、Pantechでは東京地裁に対し、Pixel 8シリーズ/9シリーズについても同様に販売差し止めの仮処分を申し立てているという。