ググるとAIが答えてページを表示しない「AIモード」。Googleが新情報

　Googleが提供中のAI検索ツール「AIモード」について、新たな情報が公開された。現在は米国内で、Googleアカウントを保有する18歳以上のユーザーに提供されている。日本国内へは未提供。

　AIモードはGoogle検索に追加された新たな検索機能であり、自然文によるAIとの対話形式で情報を検索できる。これまでのGoogle検索でも自然文検索はサポートされていたものの、単語またはシンプルなフレーズでの検索が推奨されていた。AIモードでは自然言語への対応が強化され、複雑な文章でも問題なく検索可能になった。また結果の表示に関しても、AI自ら有用な情報を集めて簡潔に表示する形式に変更。画像や参照元URLも合わせて表示される。

検索窓に文章を打ち込むデモ画面

　AIモードでは質問を重ねることで追加情報を検索したり、また途中で中断して後から検索を再開することが可能となっている。このようなGoogle検索にない機能は今後も順次強化予定で、検索したデータを元にグラフを生成する機能や、質問内容についてさらに深く検索、情報整理して詳細に表示する機能などの追加が予告されている。

今後追加予定の、画像と文章を組み合わせた検索

　既存のGoogle検索では、検索結果についてAIが要約した内容を最上部に表示する「AIによる概要」機能が実装されていたが、表示されるかどうかはユーザーが予測できなかった。Googleによれば、ユーザー調査において、この要約機能を活用するためにより長く複雑な質問を検索するユーザーが増加していたとのことで、既存のUIと大きく異なるAIモードの実装につながったという。

Google検索の結果をAIが要約表示する「AIによる概要」