Rapidusがシリコンバレーに新会社。AI半導体の顧客開拓へ

左から、IBM Semiconductors ジェネラルマネージャー Mukesh Khare氏、Rapidus株式会社 代表取締役社長 小池淳義、Rapidus Design Solutions LLC ジェネラルマネージャー兼社長 Henri Richard氏

　Rapidus株式会社は12日、新会社となるRapidus Design Solutions LLCを米国カリフォルニア州サンタクララに設立したと発表した。米国での顧客開拓および半導体設計支援を行なっていくという。

　Rapidus Design Solutions LLCのジェネラルマネージャー兼社長には、AMDやIBM、NetApp、SanDiskなどでエグゼクティブとしてセールス・マーケティング業務を行なってきたHenri Richard氏が就任。今後重要になるAI半導体に関連した企業が集中するシリコンバレー地域に新たにオフィスを設けることで、Rapidus設立直後から積極的に取り組んできた顧客開拓をさらに加速させていくとしている。

　なお、Rapidusでは現在、2nmロジック半導体量産技術開発に向けてIBMと協業も行なっており、米ニューヨーク州アルバニーのIBM研究所に社員を派遣し、研究を進めている。