高度な生成AI「GPT-4 Turbo」と「新DALL-E 3」、Microsoft Copilotに実装へ

　米Microsoftは5日(現地時間)、公式ブログで生成AI群「Copilot」の誕生1周年を祝うとともに、2024年を目処に順次実装される新機能について公開した。

GPT-4 Turbo

　OpenAIの最新モデルである「GPT-4 Turbo」がまもなくCopilot向けに実装される。GPT-4 Turboではより複雑で長いタスクに取り組めるようになる。現在一部ユーザー向けにテストを開始しており、今後数週間以内で広くCopilotに統合する。

新しいDALL-E 3モデル

　画像生成AIモデル「DALL-E 3」が更新されることにより、プロンプトに対してより正確に高品質なイメージを生成できるようになる。bing.com/create、もしくはCopilotのイメージ作成機能を介して利用可能になる。

Edge向けにインライン編集機能を実装

　リライトしたい文字列を選択して、メニューからCopilotにリライト指示するだけで、インラインで自分向けにまとめ直した文章を表示し、インラインで編集できる。ほとんどのWebサイトで利用可能。Edgeユーザー向けにまもなく提供開始する予定。

画像検索がより正確に

　Bing画像検索とGPT-4を組み合わせることで、ユーザーの問いを正しく解釈しより正確に答えられるようになる。この機能はもうまもなく提供予定。

コードインタプリタ

　より複雑な計算、コーディング、データ分析、視覚化、数学問題などをより正確に行なえるようになる。現在、この機能に関するフィードバックを一部ユーザーから収集しており、まもなく広範囲に提供開始予定。

BingにもDeep Searchを実装

　Bing検索にもGPT-4を応用したDeep Searchを実装。複雑なトピックに対して最適化された検索結果を提供し、検索クエリがより包括的な説明に拡張され、関連性の高い検索結果が得られるようになる。