日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、10.1型ネットブック「HP Mini 1000」の夏モデルを4月23日より同社直販で順次発売する。直販価格は、SSD 32GB搭載モデルが47,880円、HDD 80GB搭載モデルが49,980円。なお、SSDモデルは5月中旬発売となる。

　従来モデルからの変更点は、ストレージ容量と液晶ディスプレイ。SSDモデルは32GB、HDDモデルは80GBを搭載した。液晶ディスプレイは、従来の1,024×600ドット表示対応10.2型から、1,024×576ドット表示対応10.1型に変更。このほか、セキュリティソフト「ノートンインターネットセキュリティ2009」の60日間試用版、バックアップソフト「Roxio BackOn Track」が追加された。

　ULCPC版のWindows XPを搭載するネットブックは、これまでSSD容量16GBが最大だったが、HP Mini 1000の新モデルから32GBが可能になったものとみられる。デルの「Inspiron Mini 9」が、SSD 32GBとWindows XPの組み合わせを販売したが、こちらはデルが「ULCPCライセンスとは異なる」と明記していた。

　ストレージ以外の主な仕様は、Atom N270(1.60GHz)、メモリ1GB、チップセットにIntel 945GSE Express(ビデオ機能内蔵)、1,024×576ドット表示対応10.1型ワイド液晶、OSにWindows XP Home Editionを搭載。

　インターフェイスはUSB 2.0×3、IEEE 802.11b/g無線LAN、Ethernet、Bluetooth 2.1+EDR、SDカード(SDHC)/MMCスロット、Webカメラ、音声入出力などを備える。

　バッテリ駆動時間は、SSDモデルが約3.5時間、HDDモデルが約3.3時間。本体サイズは261.7×166.7×25.9mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約1.1kg。

【お詫びと訂正】初出時、インターフェイスにミニD-Sub15ピンと記載しておりましたが、搭載しておりません。お詫びして訂正いたします。