NEC PC、最大24時間駆動やミーティング機能強化などを図った新型「LAVIE Pro Mobile」

LAVIE Pro Mobile(ネイビーブルー)

　NECパーソナルコンピュータ株式会社(NEC PC)は、13.3型モバイルノートPC「LAVIE Pro Mobile」の新モデルを18日より発売する。価格はオープンプライスで、税別店頭予想価格は189,800円から。

　新型のLAVIE Pro Mobileでは、13.3型筐体で1kgを切る軽量・高耐久筐体はそのままに、最大24時間のバッテリ駆動時間やキーボードの大型化、視線と連動したセキュリティ機能など、各所で強化が図られている。

　筐体については、従来モデルと同様にカーボン天板を採用するほか、新たに底面部にもカーボン素材を使用し、縦方向のたわみやねじれ方向の剛性を高めた。ヒンジや排気口を極力見せず、キーボード周辺の凹凸を抑えたシンプルなデザインは変わらないが、本体色としてネイビーブルーを新たに追加。フレアゴールド、クラシックボルドー、メテオグレー(直販限定)とあわせて4色での展開となった。

フレアゴールド

クラシックボルドー

　第10世代Core(Comet Lake)プロセッサの採用により性能が向上し、スタンバイ状態でのネットワーク接続維持や、高速復帰などを実現するモダンスタンバイに対応。従来の店頭販売モデルではメモリ容量が8GBまでとなっていたが、今回から16GBモデルも用意する。本体手前にスマートライトを内蔵し、スリープ中でもバッテリ残量や各種通知の有無をLEDライトを通じて確認できる。

　「Edge to Edgeキーボードデザイン」を採用しキーピッチを18.45mmから19.05mmに、キーストロークを1.2mmから1.5mmにそれぞれ変更し、タッチパッドも幅を9.6mm広げた。さらにキートップ部を中央が凹んだシリンドリカル形状とすることで、全体的な操作性を向上させている。加えて、アルファベットの印字サイズを従来比110%、ひらがなを同80%に変更したほか、PauseキーがPrint Screenキーと置き換えられた。リフトアップヒンジ機構や打鍵時の静音性、本体色にあわせたキー印字などは従来モデルから変わっていない。

　ビデオ会議などに便利なミーティング機能も強化。複数人で会議をするさいにどの方向からでも相手の声がはっきり聞こえるマルチユーザー会議モードと、ヘッドフォンなしでも相手の声が聞き取りやすいパーソナル会議モードは、従来モデルから引き続き搭載。これに加えて、内蔵のヤマハ製「Audio Engine」を利用した、エアコンの音や屋外の雑踏などを抑制する「ノイズサプレッサ」と、部屋の残響を軽減する「ルームエコー抑制」機能が新たに利用可能となった。

　セキュリティ関連機能では、視線を検出する「Glance by Mirametrix」を利用して離席時の画面ロックやディスプレイオフなどを自動で行なう「スマートロック」をサポート。上位モデルのPM950/SAシリーズでは、電気的に左右の視野角を90度に絞り、覗き込みを防ぐ「プライバシーフィルター機能」つき液晶を搭載し、同液晶非搭載となるモデルでは、画面をぼかして覗き見を防ぐ機能を装備。他者からの視線を検知したさいに警告を表示する「プライバシーアラート」や、プライバシーフィルターや画面のぼかしを自動で切り替える「プライバシーガード」機能などが利用できる。

　バッテリ駆動時間は最大で24時間となり、従来モデルから約4時間延長。65W対応の急速充電アダプタについても従来より小型・軽量化が図られ、現行の45Wアダプタよりも体積を小さく抑えた。

　そのほか、視線を利用してウィンドウやカーソルを移動できるスナップウィンドウやスマートポインターといった機能を装備。USB Type-CポートのDisplayPort Alt Mode対応など細かな強化も図られた。またWeb直販モデルでは、1TB PCIe SSDやOptane Memory H10、Windows 10 Pro、LTEまたは5G対応内蔵モデム(後者は後日提供開始予定)なども選択可能となっている。