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■■レックスマーク、メモリカードから直接印刷できるインクジェットプリンタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981130/lexmark.htm
●JFIF(JPEG File Interchange Format)
ジェイフィフ、ジェイエフアイエフ
C-Cube Microsystems、Xing Technology、Radiusによって若干の拡張が加えられた、JPEGベースのファイルフォーマット。一般に使われているJPEGファイルの大半は、このJFIF。
JPEGのデータストリームをそのまま使ったファイルフォーマットで、JPEG(Joint Photographic Experts Group)規格には含まれていないカラーモデルとコンポーネントの格納順を規定し、JPEGの仕様に沿った形で若干の拡張情報を格納できるようにしている。
具体的には、カラーモデルはITU-RのBT.601(※1)に準拠した256階調×3コンポーネント(カラー)もしくは、256階調×1コンポーネント(グレイスケール)で、ガンマ補正は無し(1.0)。拡張情報としては、水平/垂直の解像度(1インチもしくは1cmあたりのピクセル数)とサムネイル(縮小画像)が格納できるようになっている。
【参考】
□JPEG
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980715/key38.htm#JPEG
□ガンマ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980909/key45.htm#gamma
●ゲームポート(game port)
ジョイスティックやゲームパッドなどのゲームコントローラを接続するためのインターフェイス。
物理的には15ピンのD-Sub(PC側はメス)を使用し、2軸2ボタンのジョイスティック2本分に相当する、2組のxy座標と4個のボタン操作を伝える。機能的にはマウスとよく似ているが、マウスインターフェイスがマウスの操作をシリアルデータにして転送するシリアルインターフェイス(※1)であるのに対し、ゲームポートでは、ボタンの操作はそれぞれに対応する信号線のON/OFFで、スティックはx軸とy軸の位置を0~5Vの電圧で伝えるアナログ方式になっている。
【参考】
□MIDI/ゲームポート
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980624/key35.htm#MIDI/GAMEport
●音響カプラ(acoustic coupler)
電話回線を使ってデータ通信を行なう際に使用する接続装置。
一般に使われているモデムが、電話回線に直接接続する回線インターフェイスを備えているのに対し、音響カプラにはマイクとスピーカーが備わっており、受話器を密着させ音響的に接続して使用する。
モデムが高価で配線の変更もままならなかった頃に使われていた音響カプラは、シリアルインターフェイスと変復調回路を備えた製品で、PCから受け取ったシリアルデータを変調し、スピーカーから再生。これを電話機の送話器で拾う。相手からの信号は、受話器から流れてくる音をマイクで拾い、復調してシリアルインターフェイスに出力する仕様になっている。一方、主にモバイル向けのグッズとして作られている現行の音響カプラの場合は、一般に変復調回路は無く、モデム~回線間の電気信号と音の変換を行ない、受話器を介してモデムを回線に接続できるようにした製品である。
■■Intel、440ZXの概要を開発者向けWebで公開
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981201/intel.htm
●バスマスタ(bus master)
バスの制御を行なうデバイス。広義では、CPUやマザーボード上のDMAC(Direct Memory Access Controller)も制御権を持つデバイスになるが、一般には、DMACに相当する機能を持ち、CPUを介さずに直接データ転送が行なえるタイプのI/Oデバイスを指す。
もっともオーソドックスなデータの入出力方法は、CPUが直接デバイスのリード/ライトを行なうスタイルで、これをPIO(Programmed Input/Output)転送という。ISAバスには、CPUとは無関係に、デバイス~メモリ間で直接データ転送が行なえるDMAという仕組みが用意されており、これを使うスタイルをDMA転送と呼んでいる。DMA転送は、CPUを転送処理から開放し負荷を軽減する機構なのだが、システムの設計が古く転送速度が大幅に低下してしまうため、高速性を要求するISAデバイスの多くはPIOか、マザーボード上のDMACに代って、拡張カード上のコントローラが処理するスタイルのバスマスタ方式を採用している(※1)。
PCIバスの場合には、共通のDMACを使うという概念は無く、アービタ(arbiter)がバスの使用権を調停し(arbitration)、各マスタデバイスに使用権を与えるスタイルになっており、入出力はPIOかバスマスタ転送になる。
■■元麻布春男の週刊PCホットライン 「ユーティリティソフトというもの」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/981209/hot018.htm
●デフラグ(defrag)
WindowsやMS-DOSに添付されている、ディスクのフラグメンテーション(fragmentation~断片化)を解消するためのユーティリティ。もしくは、同種のユーティリティ(defragmenter)を使って、フラグメンテーションを解消すること(defragment)。
ファイルシステムは、ディスクを効率よく使用するためにデータ領域を一定の大きさのブロック(クラスタという)で管理している。未使用のディスクでは、ファイルは空き領域に順に書き込まれ、連続したデータとして格納されるが削除、作成、変更を繰り返していると、ディスク上の物理的な配置は、やがて不連なブロックに断片化してしまう。これをフラグメンテーションという(メモリの断片化も同様)。ファイルの断片化が増加すると、ファイルアクセスに伴うヘッドの移動が増加するため、アクセス速度が低下してしまう。デフラグメンタはこれを解消するために、ディスク上の物理的なレイアウトを整理し、ファイルが連続したブロックに格納されるように再配置する。
[Text by 鈴木直美]