サブ1,000ドルPCをターゲットに

VIA、グラフィックとサウンドを統合したソケット7用チップセット
「Apollo MVP4」

'98年8月10日 リリース公開

MVP4チップセット  VIA Technologiesは10日(現地時間)、グラフィック機能とサウンド機能を統合した100MHzバス対応Socket 7用チップセット「Apollo MVP4」を発表した。主にサブ1,000ドルPCと呼ばれる市場をターゲットにしたもので、OEM向け価格が39ドルと低価格に設定されている。出荷は今年第4四半期から。

 「Apollo MVP4」は66/75/83/95/100MHzと多様なベースクロックに対応し、AGP接続の2D/3D兼用グラフィック機能(North Bridge内)とSound Blaster Pro互換のサウンド機能(South Bridge内)をチップセットに統合。メモリはEDO、ファーストページ、SDRAMのほか、NECが開発したVirtual Channel SDRAMにも対応している。その他ではACPI、Super I/O、ATA-66(Ultra DMA 66)などの最新の機能もサポート。
 なお、グラフィック機能に関しては他のグラフィックチップベンダーよりライセンスを受けたとしているが、ベンダー名などは明らかにされていない。

 チップセットはNorth Bridge「VT82C501」と、South Birdge「VT82C686」で構成される。「VT82C686」は「Super South Bridge」と呼ばれ、既存のすべてのVIA製Socket 7、およびSlot 1用North Bridgeと組み合わせて使用可能。対応CPUとして、AMD-K6-2やCyrix M II、MMX Pentiumなど現在入手可能なすべてのSocket 7用CPUのほか、IDTから発売予定のWinChip 2も挙げられている。

□VIA Technologiesのホームページ
http://www.via.com.tw/
□ニュースリリース
http://www.via.com.tw/mvp4.htm
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('98月8日12日)

[Reported by aoyama@impress.co.jp]


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