【周辺】

ATA-66に対応、Socket 7でも利用可能

台湾VIA、100MHzバス対応の
Pentium II用チップセット「Apollo Pro」

Apollo Pro

'98/5/8 リリース公開

 台湾VIA Technologiesは8日(現地時間)、Pentium IIに対応したチップセット「Apollo Pro」を発表した。ニュースリリースの発行日付は11日となっているが、8日の時点でホームページ上で公開されたもの。これは、SiSから先んじて発表されるかたちとなった「SiS5600シリーズ」に対抗した動きと見られる。

 「Apollo Pro」はIntelの440BXチップセットの対抗となる製品で、66MHzと100MHzのバスクロック、AGP 2xモードなどに対応している。メモリはPC/100 SDRAMをサポート。省電力モードなどを備えるため、デスクトップPCのほかノートPCにも対応するという。440BXよりも優れている点は、IDEで毎秒66MBのデータ転送を実現するATA-66(Ultra DMA 66)規格をいち早くサポートしていることがあげられる。

 North BridgeのチップはVT82C691で、492ピンのBGAパッケージ。South BridgeはVT82C596で、328ピンのBGAパッケージ。OEM価格は39ドル。また、VT82C596は、現行のSocket 7用チップセットApollo MVP3と組み合わせて利用することができるため、Socket 7システムでもATA-66が利用できるようになるという。

 これで、Intel、ALi、SiS、VIAと主要チップセットメーカー4社全てからSlot 1用チップセットの製品発表が行なわれたことになる。

□VIA Technologiesのホームページ
http://www.via.com.tw/
□ニュースリリース
http://www.via.com.tw/pronr.htm

('98/5/8)

[Reported by fumitake@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp