会場:池袋サンシャインシティ
開催期間:2月27日~3月1日
連絡先:日本写真機工業会/日本写真映像用品工業会
Tel.03-5276-3891/03-5276-3581
毎春の恒例となっているカメラ系イベント「日本カメラショー」と「写真・映像用品ショー」が、池袋・サンシャインシティーコンベンションセンターで、2月27日から3月1日まで開催されている(入場無料)。
昨年、一昨年はデジタルフォト専用ブースが設けられた日本カメラショーも、今年は通常の銀塩カメラとデジタル系製品が同じブースで展示されている。各ブースともに、デジタルカメラやデジタルフォト関係機器の人気は上々で、デジタルへの関心が高まっていることを感じさせた。
今回のイベントでは、国内初公開となったモデルも多く、なかなか見応えのあるものとなっている。今回初公開となった注目モデルについてレポートしよう。
●リコー:話題の「132万画素・3倍ズームモデル」を参考出品
今年1月のCESで初公開された、リコーの132万画素3倍ズーム搭載機が、国内イベントで初めて公開された。今回は参考出品ということで、まだ国内での正式な型番も公開されておらず(米国では「RDC-4300」)、アクリル越しでの展示。しかし、同社の他機種と並んで展示されているため、そのサイズの小ささが実感できる。
また、先だって開催されたPMAで配布されたパンフレットと同レベルの簡単なパンフレットが用意されており、PMAレポートで紹介したものと同等のスペックが記載されている。なお、国内での発売時期や価格などは未定という。
●富士写真フイルム:「FinePix700」はもちろん、「BIG JOB」まで手に取れて大人気!
「FinePix700」で話題の富士フイルムは、MACWORLD EXPOに続き今回も同機を多数展示しており、ブースでは実機を自由に手にすることができる。さらに今回は、若干遅れて発売される防塵防滴仕様のヘビーディユーティーモデル”BIG JOB”こと「DS-250HD」の実機も用意されており、自由に触れることができる。
このBIG JOBは写真で見ると、なかなかその存在感が伝わらないが、実機を手にするとかなり迫力がある。どこか物欲をくすぐる世界がある逸品。しかも、発売後も通常の店頭で見かける機会が少ないことが予想されるモデルだけに、興味のある人は必見だ。
●日本ビクター:記者発表前からフライングで展示されていた10倍ズームモデル
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日本ビクターは今回、日本カメラショーの隣で同時開催されている「写真・映像用品ショー」にブースを構え、CESで公開されたVGAの10倍ズーム搭載モデル「GC-S1」を展示していた。
しかも、日本国内では開催初日の午後に、正式な記者発表会が開催されたにも関わらず、ブースには午前中から実機がシッカリと展示されており、完全なフライング状態なのにはビックリ。もちろん、価格や仕様まで明記されたパンフレットまで正式発表前に配布されており、午前中に見た人は結構ラッキーだったかも……。
また、話題のIrTran-P対応の超薄型携帯プリンター「GC-HT1」も展示されており、結構高価だがモバイル派にはこちらも必見だ。
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【2/27】JVC、世界最小最軽量のDV、10倍ズームデジカメ、ポケットプリンタ
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980227/jvc.htm
●三洋
●エプソン
日本カメラショー初参加のエプソンは、インクジェットプリンターとCP-500からのダイレクトプリントを中心とした展開。発表直後の低価格なフォトクォリティープリンター「PM-600C」も展示されていた。
●コニカ
コニカブースは、Q-M100やフィルムスキャナーなど、広くデジタルフォト関係システムをアピール。さらに、自社のインクジェットプリンター用ペーパーも積極的にアピールしており、初日にはお試し用サンプルペーパーまで配布されていた。
また、今回紹介した以外にも、多くのメーカーがデジタル系のスペースを設けており、なかなか見応えのあるイベントとなっている。昨年まで開催されていたデジタルフォト関係のステージや写真教室などは開催されていないが、女性タレント系のイベントも開催されているので、デジタルカメラ片手に出かけるのもいいだろう。
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/digicame/dindex.htm
('98/2/27)
[Reported by 山田 久美夫]