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JVC、世界最小最軽量のDV、10倍ズームデジカメ、ポケットプリンタ

'98/2/27 発表会開催

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 日本ビクター株式会社は、ポータブル性が高いAVシステム「ポケットコミュニケーションツール」を提唱し、中心機器となるDVカメラ、10倍ズーム付きデジタルカメラ、バッテリー駆動可能なプリンタを発表した。

●世界最小最軽量のDVカメラ「GR-DVY」

GR-DVY


「記録再生ができる液晶付きムービーカメラとしては、いっさいの条件なく世界最小最軽量」、「奥行きが浅くなったので女性でも第2関節まで指をかけて握れる」(発表会席上)が特徴の縦型のDVカメラ。液晶付きながら、DVカメラの小型化に先鞭を付けた同社のGR-DV1(液晶なし)よりも小さい。サイズは、47×135×81(幅× 高さ×奥行)mm、本体重量440g、バッテリーとテープ込みで530g。

 光学10倍デジタル10倍の最大100倍ズーム機能、2.5インチ低温ポリシリコン液晶、カラービューファインダー、DV端子などを備える。

●10倍ズームレンズ付きデジタルスチルカメラ:GC-S1

正面背面


 「なぜかデジタルスチルカメラは光学系にお金がかかっていないものが多いので、DVカメラのノウハウを生かして作りました」(発表会席上)という10倍ズームレンズを装備している。このレンズはF1.6とデジタルカメラ用としてはきわめて明るい。レンズ部分は独立しており、180度回転する。

 CCDは35万画素、出力解像度は640×480ドット。記憶媒体は内蔵の4MBフラッシュとコンパクトフラッシュ。記録フォーマットはJPEG。液晶は1.8"のTFTで、光学式ファインダーは持たない。電源は単三電池四本でアルカリ以外に、ニッカド、ニッケル水素にも対応している。

 ズームレンズと並ぶ大きな特徴はIrTran-P使用の赤外線通信機能を備えていることで、別売のプリンタとのインターフェイスにも使われている。

●携帯できるカードプリンタ:GV-HT1

正面


 ある意味で「ポケットコミュニケーションツール」の中心となる製品。IrTran-P、ビデオ信号、パソコン入力端子(シリアル)で入力された画像をテレホンカードサイズ(86×54mm)の用紙にプリントアウトできる。

 本体の大きさはカセットレコーダーほど、バッテリ駆動もできる。バッテリはムービー用のリチウムイオンを流用し、約40枚の印刷が可能。印刷方式はオリジナルの浸透溶融方式で解像度は217dpi、プリント画像の上にオーバーコート印刷されるので、光沢があり保存性もよくなっている。

ペーパークラフト また、この製品はビクターお得意のそのまま原寸大ペーパークラフトになるカタログが用意されている。となりのフロッピーディスクと大きさを比べるとその小ささがわかる。

□日本ビクターのホームページ
http://www.jvc-victor.co.jp/
□参考記事
【2/16】「プロカメラマン山田久美夫のPMA 98現地レポート 第4弾
~JVCの光学10倍ズーム付きVGAモデル「GC-S1」正式発表! ほか」
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/980216/pma_4.htm
【'97/6/16】NTT、ソニー、シャープ、カシオが共同で静止画用IrDA規格を提唱
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970616/irtranp.htm

('98/2/27)

[Reported by date@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部内PC Watch担当 pc-watch-info@impress.co.jp