1月21日　発表

　富士通株式会社は21日、同社のLSI事業部門を、2008年3月をめどに分社化すると発表した。

　同社のLSI事業部門は、演算や制御を行なうロジックLSI事業が中心。社内外のパートナーと連携し、設計/開発/製造および販売を一貫して行なう事業モデルを展開してきた。分社化することにより、スピーディかつ柔軟な事業展開をこれまで以上に推し進めることが目的。

　また、同時に90nm世代以降のプロセス技術開発を三重工場へ一本化すると発表。これまでLSI技術の開発および製品企画、設計、量産試作をあきる野テクノロジセンターで行ない、生産を三重工場の300mmラインで行なっていたが、今後はこれらのプロセスをすべて三重工場に移管。これにより45nm世代以降のプロセス技術開発のスピードアップと量産適合性を確保する。

　移管後、あきる野テクノロジセンターは今後も活用する予定。また、設備移管などに関して発生する費用については約100億円と見込んでいるが、詳細は現在精査中。

　あきる野テクノロジセンターと三重工場は、これまでTransmetaの「Efficeon」の開発や製造に携わってきた。また、S3 GraphicsもChrome S20シリーズの製造を富士通に委託していた。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/01/21.html
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(2008年1月22日)

[Reported by ryu@impress.co.jp]