[an error occurred while processing the directive]

富士通、65/90nmプロセス対応の300mmウェハ採用新棟を構築
~Transmetaの「Efficeon」も生産

3月19日発表



 富士通株式会社は19日、三重県多度町の三重工場敷地内に90nmプロセス、および次世代65nmプロセスに対応した300mmウェハ採用のロジックLSI量産用新棟を構築すると発表した。

パートナーシップ戦略図

 新棟は2005年4月から稼働し、2005年9月より量産出荷を開始する。同社は、2005年度までに第一段階として約750億円を投資、その後は段階的に投資を実施していく。最終的な投資総額は1,600億円になる見込み。

 同社は、東京あきる野市の「あきる野テクノロジーセンター」で90nmプロセスルールのLSI開発、初期量産を進めており、自社製品だけでなくパートナー契約を結び他社製品も生産している。今回発表された新棟は、顧客のニーズに応える形でコストや安定供給を目的としたもの。

TransmetaのEfficeon

 この発表に、Transmetaの社長兼CEO Matthew R. Perry氏は「富士通のすばらしいサポートのおかげで、我々は90nmプロセスルールのEfficeonを製造できる。そして、(省電力機能の)LongRun2を搭載した次世代Efficeonもテープアウトできる。今後の65nm、45nm世代も、90nmと同様に富士通と製造することを楽しみにしている」とコメントを寄せている。

 Matthew氏のコメントから、Transmetaが今後も富士通の工場でEfficeonを生産していくと予想される。

□富士通のホームページ
http://jp.fujitsu.com/
□ニュースリリース
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/03/19.html#1
□先端ロジックLSI戦略(PDF)
http://pr.fujitsu.com/jp/news/2004/03/19.pdf
□関連記事
【2003年11月7日】【海外】90nm版で2GHzを目指すEfficeon
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1107/kaigai043.htm
【2003年10月5日】【MPF】ついにベールを脱いだTransmetaの秘密兵器Efficeon!
~リーケージ電流をコントロールするLongRun2のプレビューも
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2003/1015/mpf01.htm

(2004年3月19日)

[Reported by yamada-k@impress.co.jp]


【PC Watchホームページ】


PC Watch編集部 pc-watch-info@impress.co.jp
個別にご回答することはいたしかねます。

Copyright (c) 2004 Impress Corporation All rights reserved.