スタート直前! 予約前にチェックしたいiPad購入情報のあれこれ

iPad

5月10日 予約開始
5月28日 発売



 本日5月10日からiPadの国内予約がスタートする。5月8日にニュースリリースを出したソフトバンクモバイルでは、ソフトバンクショップ16店舗での予約開始時間を午前10時と明らかにした。また、取り扱いを行なう家電量販店のほとんどは、店頭での予約を午前10時か、あるいはそれ以降の各店舗の開店時間に合わせて開始する。未発表だがApple Storeの直営店も開店時間が午前10時であることから、店頭におけるスタートラインは午前10時ということでほぼ間違いなさそうだ。なお、Wi-Fiモデルのみを取り扱うオンラインのApple Storeが、何時から受注可能となるかは現時点で不明である。

 アナウンスのあった家電量販店における予約手続きに関しては末尾に可能な限りリンクを記載するが、例えばソフマップのように『※予約希望者多数の場合、オープン前に整理券の配布を行なうこともあります。』、と予約のための行列が発生した際の捌きかたについて明示している例もあるので、実際に店頭に向かう際には、あらかじめ該当店舗の対応について把握しておくことを強くおすすめする。

●SIMロック有りとなった国内製品。3G回線はソフトバンクモバイルが提供

 iPad本体の販売価格については、ソフトバンクモバイルがすでに発表している。Wi-Fi+3Gモデルについては、iPhoneのようにほぼ携帯電話の契約に準じるスタイルと考えて問題ない。先行販売されている米国では、Wi-Fi+3Gモデルであっても、本体販売とAT&Tの回線契約とは完全に分離されているが、日本においては、本体のみを購入できるのはWi-Fiモデルのみ。Wi-Fi+3Gモデルの場合は5月10日の時点では「(iPad専用)データ定額プラン」あるいは「(iPad専用)プリペイドプラン(1GB)」のいずれかのプランを選択して予約購入することになる。

ソフトバンクモバイルによる価格表

 いつもながら難解な割賦と回線料金の組み合わせだが、実質年率0%の「(iPad専用)データ定額プラン」を見た場合、本体価格は16GB、32GB、64GBでそれぞれ、58,320円、67,920円、77,280円。米国の場合は629ドル、729ドル、829ドル(米国は州によって税率が違うので税別)なので、おおよそ1ドルあたり93円前後というレートになる。

 このプランでの回線のランニングコストは、基本使用料4,410円+ウェブ基本使用料315円で月あたり4,725円。一般的には24カ月契約のiPad月々割を適用させて1,500円引きの3,225円となる。なお、ソフトバンクWi-Fiスポット(i)には490円/月の価格設定があるが、新規加入から24カ月は無料となっているので、なんらかの形で契約を継続している限りにおいてはこの部分をランニングコストとして考慮する必要はない。

 米AT&Tの無制限(定額)プランは29.99ドルなので、いつでもやめられる点と24カ月契約という大きな違いはあるが、月々割を適用させれば金額的には似たレベルになる。参考までに英Orenge UKがiPad向けに新設したデータプランにはデータ量無制限の定額料金は無く、3Gでの10GB+無制限Wi-Fi HotSpotで25ポンド(約3,400円)だ。

 米AT&Tのいつでもやめられる点というのは、言い換えれば1カ月だけでも使えるということにもなる。これにやや近いのが「(iPad専用)プリペイドプラン(1GB)」だ。こちらは基本使用料前払い(自動リチャージ方式)の料金プラン。チャージから30日が経過するかあるいは1GBのデータ量に達するまで、1チャージあたり4,410円で利用ができる(ただし、2010年6月末までのチャージ分については、国内利用のパケット通信のデータ量が無制限)。

 では、1GBがどれぐらいかと言えば、それはユーザーごとの使い方次第ということでなかなか判断がしにくい。参考にするなら前出の英Orenge UKでは、7.5ポンド(約1,000円)のプランが1週間あるいは1GB上限で用意されているという点だろう。この「(iPad専用)プリペイドプラン(1GB)」を選択した場合でも、ウェブ基本使用料315円は別途必要になる。

 WiFi+3Gモデルを検討する以上は、Wi-Fiが掴めない場所でどの程度利用するか次第でプランを選ぶことになる。なお7月1日からは「(iPad専用)プリペイドプラン(100MB)」が1チャージあたり1,510円で提供すると発表されているので、Wi-Fiのあるエリアからほぼ持ち出さない使い方を想定しているが、3G回線がまったく利用できないのも不安というユーザーであれば、このプランも検討対象に含まれる。

 先行して米国で販売されたiPad Wi-Fi+3GモデルはSIMロックのない製品だが、日本国内で出荷される製品はSIMロックが存在するとのことなので、現時点でソフトバンクモバイル以外のMicro SIMが利用できる目処が立たない。そのため、ある程度の3G回線利用を見込むユーザーならば、月々割を適用させて回線料金としてのランニングコストは3,225円というのが余地のない選択肢であると言わざるを得ない状況だ。

 一方、Wi-Fiモデルの価格を見れば、一括払いの本体価格が16GB、32GB、64GBでそれぞれ48,800円、58,800円、68,880円。米国では499ドル、599ドル、699ドル(税別)。こちらはおおよそ1ドルあたり98〜99円レートの換算になるが、iPad単体売りの米国とは異なり、Wi-Fiモデルには購入から2年間のソフトバンクWi-Fiスポットの利用権が付くというのもWi-Fi+3Gと対ドルレートが異なる設定が行なわれている要因の1つと推測される。

【追記】5月10日午前3時30分頃に、オンラインのAppleStoreでiPad Wi-Fiモデルの先行注文が開始された。価格は16GBモデルが48,800円、32GBモデルが58,800円、64GBモデルが68,800円となっている。既掲載のソフトバンクモバイルの一括販売価格もほぼ同時に改変され、AppleStore掲載額と同一になった。送料はいずれも無料。

 同時に純正オプションも追加予約が可能で、Apple iPad Caseが3,980円。Apple iPad Keyboard Dock (JIS)が6,980円。Apple iPad Dockが2,980円、Apple iPad Camera Connection Kitが2,980円、Apple iPad 10W USB電源アダプタが2,980円、Apple iPad Dock Connector - VGAアダプタが2,980円という国内販売価格が設定された。こうしたオプション製品が店頭での予約時に同時選択できるかは現時点では不明。

 なおAppleCare Protection Plan for iPadは9,800円。ほかに無償のオプションとして、ソフトバンクWi-FiホットスポットでWi-Fi接続が無料で24カ月間利用できる「ソフトバンクWi-Fiプランカード」があらかじめ追加されている。もし不要の場合は「なし」を選択することは可能だ。仮になしを選択しても支払額に影響はない。

【再追記】ソフトバンクモバイルの価格も改変されています。変わったのはWi-Fiモデルで、価格がApple Storeの表示額と同一になりました。

●地域によっては遠い道のりのiPad Wi-Fi+3Gモデル

 家電量販店での販売価格もソフトバンクショップの価格に準じるものと思われるが、当原稿の掲載時点では家電量販店における価格は店頭や各販売店のサイトでは発表されていない。ソフトバンクモバイルのニュースリリースにある『日本ではソフトバンクモバイルが5月28日よりiPadを提供』という文言を文字どおりに受け取ると、前述した製品価格と料金プランがそのまま適用されるものと推測される。また、家電量販店などでの店舗独自のポイントサービスが適用対象となるかどうかは不明だ。

 5月10日時点でiPadの予約販売が可能な店舗については、ここから確認することができる。このサイトではソフトバンクショップでの予約時に必要となる本人確認書類のリストが掲載されているが、家電量販店や直営のApple Storeで予約をする場合でも同等の書類が求められることになるので、あらかじめ確認のうえで店頭に持参するようにしたい。

 ただしクレジットカードの扱いについては、ソフトバンクショップと家電量販店では多少異なっている部分もある。ソフトバンクショップではお支払い情報の確認書類として、クレジットカードを必須としているが、例えばビックカメラやソフマップのサイトではクレジットカードについて「Wi-Fiモデルを一括現金購入での場合は不要の予定」と記載している。いずれにせよWi-Fi+3Gモデルでは、例え本体部分を一括購入するにせよ、ランニングコスト(月額利用料金)の契約にクレジットカードが必須となるので、クレジットカード所有(未成年者の場合はクレジットカード所有者である親権者の同意)が条件の1つになる。予約購入可能な本体台数は1契約名義あたり2台までだ。

 既報のとおり、オンラインのApple StoreではWi-Fiモデルのみが販売される。Wi-Fi+3Gモデルは店頭でのみ販売され、たとえ取り扱い店舗であってもインターネットや電話注文といった通信販売の手段をとることが一切できない。Wi-Fi+3Gモデルが欲しい場合には、必ず店頭へと足を運ぶ必要がある点にも注意が必要だ。

 全国各地の販売店舗数だが、ソフトバンクショップは16店舗、家電量販店など(Apple Premium Resellerを含む)は158店舗で、さらにApple Store直営店が7店舗ある。地域別では、東京の37カ所を筆頭に、神奈川が16カ所、大阪13カ所、愛知11カ所と続く。

 その一方で、'98年に起きた、いわゆる「iMacなし県」状態は今回も発生しており、青森、秋田、鳥取、島根、山口、佐賀の6県は県内に販売店舗が存在しない(5月10日現在)。これらの地域の在住者がWi-Fi+3Gモデルを購入しようとする場合には、近隣の県に足を運んで予約をしに行くしかない。また県内1店舗限りという地域も16県に及んでいるので、例え県内に販売店舗があったとしても、店舗まではかなりの距離があるというケースも決して少なくないだろう。

 最後に機器としてのiPad Wi-FiモデルとiPad Wi-Fi+3Gの相違点を紹介しておく。もちろん名称のとおり3G回線への対応と非対応が異なるほか、GPSアンテナを伴うGPS機能はWi-Fi+3Gモデルにのみの搭載される。ただしWi-Fiモデルでも位置情報の把握は接続したWi-Fiアクセスポイントの位置情報など を用いて行なわれるので、地図アプリケーションを使った現在地把握やナビゲーションはある程度高い精度をもって実現されている。電子コンパスは両モデルともに搭載。本体重量はWi-Fi+3Gモデルのほうが約50g重く、また3G回線受信のためにWi-Fi+3Gモデルでは背面の上部に黒いプラスチックパーツが存在している。

【お詫びと訂正】初出時にWi-Fiモデルで位置情報の把握にA-GPSを利用すると記述しておりましたが、Wi-Fiアクセスポイントの位置情報の誤りです。お詫びして訂正させていただきます。

 なおiPad Wi-Fiモデル、Wi-Fi+3Gいずれをセットアップする場合でも、iTunes 9.1.1がPCあるいはMacにインストールされている必要があるので、PCおよびMacのいずれを利用する場合でもiTunes 9の動作対象機種であることが条件だ。

(2010年 5月 10日)

[Reported by 矢作 晃]