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オリンパス、細径ながらハイビジョン対応の大腸ビデオスコープ

「EVIS LUCERA ELITE大腸ビデオスコープOLYMPUS PCF-H290Zシリーズ」

 オリンパス株式会社は、細径ながらハイビジョンに対応する大腸ビデオスコープ「EVIS LUCERA ELITE大腸ビデオスコープOLYMPUS PCF-H290Zシリーズ」を発売した。

 主な特徴はハイビジョン画質と広やで、視野角は170度。110倍の光学ズーム機能も搭載し、微細な血管や粘膜の表層模様まで再現する。また、明るくなった「狭帯域光観察(NBI)」との組み合わせで、病変の早期発見に貢献するという。拡大観察を行なう際は、ズームレバーの動きに対しての急な倍率変化を抑制したことで、倍率が合わせやすくなったほか、ズームレバーの位置を最適化し、内視鏡操作者の手の大きさにかかわらず操作しやすくなったという。

 操作性向上に加え、患者の苦痛軽減のため、スムーズな挿入を行なえるよう腸壁にスコープが当たると自然に曲がる「受動湾曲機能」、大腸の形状/長さによって操作者の手元側の力をより効率的に先端に伝える「高伝達挿入部」、手元で挿入部の硬度を変えられる「硬度可変」機能を搭載した。

 なお、内視鏡検査にあたっては、同社製内視鏡ビデオスコープシステム「EVIS LUCERA ELITE」のビデオプロセッサ、高輝度光源装置、ビデオモニターとの接続が必要。

(若杉 紀彦)