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アバターでキャンパスライフを送る日本初のソーシャル高校が開校

 箱庭の中で自分のアバターを操作し、他の生徒や先生とコミュニケーション。釣りや栽培などのミッションをこなして得たポイントで、アバターのパーツを購入してカスタマイズ。そんな今時のソーシャルアプリをキャンパス化してしまった、日本初の通信制高等学校「明聖サイバー学習国」が2015年4月から開校することになり、現在、願書を受け付けている。

 同校を運営するのは千葉にある学校法人花沢学園明聖高等学校。全日コースと通信コースがあるが、サイバー学習国はその通信コースの発展系と言えるもの。先の説明を聞いていると遊び半分と思われるかも知れないが、広域通信制高校として文部科学省の認可を受けており、3年間通学すれば高校の卒業資格を取得できる。

 何らかの事情で通学は困難だが、他の生徒や教師たちとコミュニケーションも取りたい、誰かと繋がっていたいという要望に応える形で開設。ゲーム感覚で“通学”できるのに加え、PC、スマートフォン、タブレットなど多様なデバイスに対応し、授業も停止や巻き戻しが自由な動画になっているので、空き時間を有効に活用できる。

 一方で、ひきこもり防止の一環として、ポイントが得られるリアルな農場での栽培イベントなども予定されている。

(若杉 紀彦)