やじうまPC Watch
KinectでStar Warsのホログラムシーンを簡単に自作
(2014/8/26 12:25)
米MicrosoftのKinect for Windows Blogにて22日付け(米国時間)で、Microsoft MVP(Most Valuable Professional)であるジェームス・アシュリー氏が開発した、3D動画作成アプリが紹介されている。
Xbox One用とほぼ同等の新しい「Kinect for Windows v2センサー」は、前世代のものに比べ、3倍の深度情報が得られるようになった。また、通常のイメージセンサーの解像度もSDからフルHDへと高画素化している。
Microsoftは20日付け(同)で、「Kinect for Windows SDK 2.0 Public Preview」を公開しているのだが、これを用いてアシュリー氏は人体の頂点データをリアルタイムに取得し、それに自動的に色付けした動画を作成するアプリを開発した。
被写体は点の集合でできているので、その分若干薄く、荒く見えるが、ある程度自由に視点を変えられることも手伝い、映画「Star Wars」のエピソード4でR2-D2が投影したレイア姫の3Dホログラム動画のような雰囲気を醸し出している。作成/編集はCore i5とメモリ4GB搭載の標準的なノートPCで十分行なえるという。
残念ながらこのアプリは今のところ商用化の予定はないが、この技術はリアルタイム3Dビデオチャットや、物体の表面メッシュデータのCADソフトへの取り込みや3Dプリンタへのダイレクト出力などにも応用可能としている。
Kinect for Windows v2センサーは、現在オープンベータ扱いで、21,578円で購入できる。