Apple Watchが使うサファイヤの量は世界生産量の約2割に

「Apple Watch」

　3月10日に日本でも発表され、4月24日から発売となる「Apple Watch」は、「Watch Sport」モデルを除き、カバーにサファイヤガラスを利用している。この点について、LEDinside誌は9日付けの記事で、Apple Watchによって利用されるサファイヤインゴットが世界年間生産量の18%に達する見込みだと報じている。

　同誌によると、Apple Watchでは、2.5Dプロセスによる両面研磨工程を経るため、通常のカバーガラスより厚手だという。Apple Watchの年間出荷台数は2千万台が見込まれており、直径2インチのサファイヤインゴットを1本の棒にした場合、Apple Watchが年間で利用するインゴットの長さは、30kmに達するという。

　ちなみに、iPhoneの2014年度の出荷台数は約1億6千万台。Apple Watchがこの域に達すると、サファイヤインゴットの長さは東京・名古屋間程度になる。

【お詫びと訂正】初出時に、Apple Watchが年間で利用するインゴットの長さの算出に間違いがありました。お詫びして訂正させていただきます。