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ANAら、飛行機で赤ちゃんが泣くのを予防するプロジェクト
2017年10月2日 13:09
日本空輸株式会社(ANA)、コンビ株式会社、東レ株式会社、および日本電信電話株式会社(NTT)は1日、飛行機内で赤ちゃんが泣く原因を分析し、泣かないように予防するプロジェクト「赤ちゃんが泣かない!?ヒコーキ」プロジェクトを立ち上げた。
飛行機内で赤ちゃんが大泣きし周囲に迷惑がかかることから、子供が育つまで飛行機での移動を避ける保護者も多いという。
そこでこのプロジェクトでは、赤ちゃんが飛行機内で泣く原因の1つとして考えられる、気圧変化による耳痛の解消に役立つ赤ちゃん用の耳抜きグッズなどの開発に取り組むほか、赤ちゃんの心拍数などの生体情報をもとに、快適さや不快などの状態をモニタリングして、大泣きを予知する技術検討を進めるという。
プロジェクトの第1弾として、4社グループの社員で3歳未満の赤ちゃんを持つ親を対象に、乗客全員が子連れとなる「赤ちゃんチャーター便」を実施し、その機内においてベビーマグやタブレットによる耳抜きの効果の確認と、心拍センサーとスマートフォンによる赤ちゃん用見守り技術「hitoe」による赤ちゃんの状態を推定するトライアルを実施するという。
今後は機内などでの実証を重ね、データや知見を収集し、「赤ちゃんが泣かない!?ヒコーキ」の実現を目指すという。