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NHK、世界記録となる水深8,178mの海底で魚類の4K撮影に成功

 国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)と日本放送協会(NHK)は24日、共同で4Kカメラを使いマリアナ海溝の水深8,178mで遊泳する魚類の撮影に成功したと発表した。映像とセンサーにもとづく正確な水深の両方が記録された魚類の出現記録として世界最深となる。

 これまで、JAMSTECの無人探査機「かいこう」を含め、水深9,000mを超える環境の調査で魚類が確認されたことはないが、米英のグループは8,145m、中国は8,152mの水深で魚類の撮影に成功していた。今回JAMSTECとNHKは、マリアナ海溝の水深7,498m地点と水深8,178m地点の2カ所にフルデプスミニランダーを設置。魚類の生息限界深度は8,200mとされているが、ランダー着底から17時間37分後に、シンカイクサウオが泳ぐ姿が記録され、これまでの世界最深撮影記録を上回った。

 国立博物館で開催中の「深海2017」において8月28日から映像を公開する。