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米連邦航空局によるドローン飛行制限規則が撤回。ドローン愛好家の主張が認められる

 米巡回裁判所は19日(現地時間)、FAA(連邦航空局)がワシントンD.C.地域でのドローン飛行に制限を加えていた問題について、飛行許可を取る必要はないとの申し立てを行なっていたエアークラフト愛好家ジョン・テイラー氏の要求を認める判決を下した。

 FAAは無人小型ドローンを娯楽目的で使用するさいには、FAAへの登録が必要との規則の公布を2015年に行なっており、これとは別にワシントンD.C.におけるドローン飛行制限も通知していた。

 テイラー氏はワシントンD.C.にある自宅でドローンを飛ばすために、FAAへの登録を要求されていたが、これを不服として2017年3月に裁判所に請願書を提出していた。

 裁判所は、おもちゃのドローンに関する規則や規定を設けることはできないとの法案決議が2012年に認可されていたことを根拠として挙げ、今回FAAが2015年に設けた規則はこれを違反しているとした。裁判所はテイラー氏の申し立てを認め、ドローンの飛行禁止規則を撤回するようにFAAに言い渡した。