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McLaren、世界最速のレースゲーマーを決めるイベントを主催

~勝者にはF1チームのシミュレータードライバーの職を授与

 McLarenとLogitech Gが共同主催するeスポーツイベント「World’s Fastest Gamer」が今夏開催される。

 文字通り、世界最速のレースゲーマーを決める大会。その最大の特徴は、勝者にはMcLaren Formula 1チームの公式シミュレータードライバーの職が授与されるという点。先だって、2022年開催のアジア競技大会でeスポーツが正式種目として採用されることが決まったほか、各国の軍がゲーマーを兵士として採用する動きなどがあるなか、McLarenもレースゲーマーの能力が、世界最速のモータースポーツのパフォーマンス向上に役立つと考えているようだ。

 大会では、ゲーミングおよびFormula 1界のエキスパートが6大陸から1名ずつ選考する代表と、今夏実施予定のオンライン予選を勝ち抜いた4名の計10名が、PCやモバイルなど各種プラットフォームのレースゲームで実力を競う。また、ゲームの能力に加えて、エンジニアリングのノウハウや、F1チームの一員として働ける能力、そして精神的・肉体的強靱さを示す必要もあるなど、ハードルはかなり高い。

 決勝は今秋開催予定。勝者は、McLarenとの年間契約を結び、McLaren Technology Centreでエンジニアとしてドライブシミュレーションを行ない、フェルナンド・アロンソ氏やストフェル・バンドーン氏が乗るFormula 1カーの開発に協力する。