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超高速プロジェクタと超高速フェイストラッキングで表情を“塗り替える”パフォーマンス

 1000fpsの超高速表示可能なプロジェクタとそれに対応するセンサーを利用した、リアルタイムトラッキングのフェイスプロジェクションマッピング動画「INORI - PRAYER-」がYouTubeで公開されている。

 これは、東京大学 情報理工学系研究科 石川・渡辺研究室と東京エレクトロンデバイス株式会社が開発した8bit階調の可変映像を最大1,000fpsで投影するという高速プロジェクタ「DynaFlash」を活用したもの(『動く物体に遅延なく投影できる高速プロジェクタ「DynaFlash」を東大・石川研とTEDが共同開発』参照)。

 動画は1分足らずの短いものだが、激しい動きでダンスする女性2人に、同機材によるおどろおどろしい“化粧”がリアルタイムに描かれるようになっており、まるで皮膚そのものが変化し、さまざまな表情・表現を読み取れる印象深い内容になっている。

 本作品はWOW、TOKYO、ダンスユニットAyaBambi、東京大学石川渡辺研究室とのコラボレーションから誕生。手のトラッキング&プロジェクションマッピングは、東京大学石川渡辺研究室が開発したダイナミックプロジェクションマッピング技術を使用し、顔のトラッキングは、WOWが開発したフェイスマッピング技術を使用している。約3カ月にかけて数ミリ秒を削るためトライ&エラーを繰り返し、今回のシステムを完成したという。

INORI - PRAYER-