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日本が発見した新元素。名称は「ニホニウム」で正式決定

最新版元素周期表

 元素原子量の標準化などを行なう国際純正・応用化学連合( International Union of Pure and Applied Chemistry:IUPAC)は、11月28日付け(米国時間)で「ニホニウム」など4つの新元素の正式名称を決定したと発表した。

 このたび正式名称が決まったのは、元素番号113のニホニウム(元素記号Nh)、同115番のモスコビウム(同Mc)、同117番のテネシン(同Ts)、同118番のオガネソン(Og)。これらの名称は、既に発見者らによって提案されていたもので、5カ月間のパブリックレビューを経て、このたび正式に決定した。

 ニホニウムは理化学研究所が合成に成功した元素。日本のチームが新元素を合成し、命名権を得たのは、これが初。新元素発見当初は、「ジャポニウム」という名称になるのではとの憶測があったが、最終的にニホニウムとなった。

 すでに、IUPACが公開している元素周期表も更新されている。