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風の谷のナウシカに出てくる“メーヴェ”が初公開テスト飛行
2016年8月1日 12:48
北海道滝川市にある「たきかわスカイパーク」にて31日、スカイスポーツイベント「サマースカイフェスタ2016」が開催された。
このイベントの中で、ジブリ映画「風の谷のナウシカ」に登場する、主人公が操作する飛行具「メーヴェ」をモチーフとしたパーソナルジェットグライダーの初公開テスト飛行が行なわれた。
このパーソナルグライダーは八谷和彦氏が率いる「オープンスカイ」プロジェクトの一貫として製作されたもので、小型のジェットエンジンを搭載し、短時間の飛行が可能。メーヴェと同様、乗員は中央のハーネスに乗り、体重移動で舵を変更して方向を操作する。2003年からプロジェクトが開催されて以来、これまで何度かテスト飛行を繰り返してきたが、一般公開は初となった。
なおこのプロジェクトは、“このような期待が製作・実現可能である”ことを立証するためのもので、量産や販売を目的としていないため、一定の成果が得られた段階で終了になるとしている。
新型の飛行速度などは不明だが、2007年に公開されたQ&Aによると最高およそ120km/hとなっており、10Lの燃料で約15分の飛行が可能としている。アニメ中に出てくるメーヴェと比較するとやや大きいが、これは低速での飛行、および容易に滑空/着陸するために必要だという。
“メーヴェ”が飛んでいる様子は、共同通信などがYouTubeで公開している動画などで確認できる。